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ルイ14世 御伽の国から夜伽の国へ



ルイ14世とその一族 寓意画 1670年 
ジャン・ノクレ(Jean Nocret)


ディドロの「お喋りな宝石」はルイ15世とポンパドゥール夫人がモデルの諷刺物語。ディドロはルイ14世までも登場させています。

フランス革命前の「お喋りな宝石」は、とっても官能的な諷刺のため、手のひらに収まるくらいの大きさだったと聞いています。

さてルイ14世が登場するのは、「第50章 マンゴギャルの祖父カノグルーの治世に起こった不思議なこと」で、alei の記事から引用させてもらいました。

本日は、そのカノグルーにちなんで、御伽話「ルイ14世一族に起こった不思議なこと」を寓意画を紐解きながら遊んでみたいと思います。



ルイ14世 寓意画 by ジャン・ノクレ


宮廷の服飾・食卓・賭博の浪費、廷臣たちの官職売買の斡旋や堕落した生活は、農民たちを餓死させるに至るのだと、alei の記では叫んでいました。ねっ!

このルイ14世の肖像画は、過去記事でご紹介した王の公妾ラ・ヴァリエール嬢も描いているジャン・ノクレ(Jean Nocret)の作品。

ジャン・ノクレは当然のことながら賞賛をもって描いていますが、私からみると王権を与えた神が使者をおくって首を取り上げたようにも見えるんですよ。

またモンテスパン公爵夫人にも似ていませんか?公妾になった記念の絵にも見えますね。黒ミサ事件と国王が飲んでしまった媚薬。

ルイ14世の御伽話です。




ルイ14世は絶対王政での国王として72年間君臨します。宮廷エチケット、芸術愛好者、新しい流行。でも国庫は空っぽ。

AFPBB News
ベルサイユ宮殿美術館の館長ジャン・ジャック・アヤゴン(Jean-Jacques Aillagon)氏はこう語る。

「ルイ14世は常に新しいものを愛した。作り上げたばかりのものを壊し、最新の流行に合わせて作り直した。宝石で飾り立てた目立つ黒のベルベットの衣服を着た。世界で最も偉大な王として人前に出ることを尻込みする人物ではなかった」
まるでアンデルセンの裸の王様のようです。新しい服をほしがる王様に二人の布織り職人が最新の流行をつくったのかもしれません。

心地よい言葉の中で過ごされる国王でした。

「Look at the Emperor's new clothes!」
(王よ、裸であることに気づきなさい)





ルイ14世
サン=イニー(Saint-Igny, Jean de)


とっても可愛いルイ14世。sai が使用した幼少のルイ14世の肖像画は、さらに天使が空に飛んでいます。

まさに、神から授かった王権の御子ですね。

sai のポール・スカロンの記事では、「フロンドの乱」を鎮圧したマザランへの「ラ・マザリナード」から、のちにこの「裸の王様」と秘密結婚をするスカロン夫人など、ルイ14世の親政がはじまる前のお話しです。

記事 「ポール・スカロン マントノン夫人の最初の夫

スカロン夫人ことマントノン夫人は「秘密」が多い女性です。秘密の恋、秘密の結婚、秘密の事件。そしてあやつり人形の使い手だったとは!

続きはお好きなほうで
記事 「お喋りな宝石 ポンパドゥール夫人」から第50章を
記事 「ルイ14世 宮廷絵巻」 いちばん最後を





ルイ14世、王妃マリー・テレーズ
左がルイ (グラン・ドーファン)
右がフィリップ・シャルル・アンジュー公
右端が王の従姉モンパンシエ公爵夫人


太陽王ルイの配偶者、子供たち、そして血縁者。ここではモンパシエ公爵夫人のお話をすこしだけ。アンヌ・マリー・ルイーズ・ドルレアン・ド・モンパンシエはラ・グランド・マドモアゼルと呼ばれてました。彼女はルイ14世との結婚を望んでいたのですが、叶わない。フロンドの乱ではフロンド側に立つ。

この絵画では「女神ディアナ」を象徴する月の印を額につけています。ディアナに扮して描かれるのはたいてい公妾が多いんですけれど?

ディアーヌ・ド・ポワチエ 三つの三日月
私の時代 マダム・ド・ポンパドゥール

そしてこの作品はギリシャ神話をテーマにしている寓意画だと思いますが、アポロに扮していると思われるルイ14世に、王妃マリー・テレーズは何ひとつ象徴されるものがありません。子供たちをクピドにたとえるなら、さしずめヴィーナスというところでしょうか。名画「クピドとヴィーナス」のように。

ところがすぐ横に孔雀がみえますね。孔雀を従えている女神はユノ。孔雀はオリュンポスの最高位の女神ユノ(ヘラ)が所有するもの。王妃を象徴しているんですね。そうするとヘラの夫はゼウスですからアポロではなく、ルイ14世はゼウスとして描かれているんでしょうか。




額縁におさまった幼子は、長く生きられなかった子供たち。アンヌ・エリザベート(姉)とマリー・アンヌ(妹)です。この二人の左側には天使が描かれています。



亡くなった二人の姉妹の妹マリー・テレーズは、この作品から2年後に夭逝します。プチ・マドモワゼルと呼ばれましたが、5歳の短い生涯でした。





弟王フィリップ1世の妃、ルイ14世の愛人
ヘンリエッタ・アン・ステュアート
花の女神フローラでしょうか?



中央 弟王フィリップ1世(オルレアン公)
右 悲劇の第一公女マリー・ルイーズ・ドルレアン
左 イングランド王チャールズ1世の王妃ヘンリエッタ・マリア


絵画作品からの位置関係をみると不思議に思えます。まるで叔母のヘンリエッタ・マリアが妃のようです。

オルレアン公がルイ14世と継承問題を起こさないよう、女性的に養育された話は有名です。のちに男色家となりますが、唯一女性関係があったのは、妃のヘンリエッタ。ルイ14世との不倫も有名。

さてこの家系では男色家は珍しくありません。女性的に養育されなくとも父親のルイ13世の血をひいているからですよね。

ルイ13世からフィリップ1世(オレルアン公)、そしてルイ15世とその血は途切れることはありませんでした。

さて、1670年のこの作品になぜヘンリエッタ・マリアが描かれているのかが、また不思議なんです。彼女はたぶん女神ミネルヴァではないかと。





ルイ14世の母妃アンヌ・ドートリッシュ
les Trois Mousquetaires Queen Anne of Austria!


マザランを宰相として、摂政となった母后アンヌの姿がまったくありません。ルイ14世の親政は、この母后アンヌを足元に跪かせているかのように画家は描いています。

ルイ14世の威光が高まるわけですね。手には甕を持っています。鷲と盃はないのですが、ルイ14世がゼウスだとすると、母后アンヌは女神へーべ(へーべー)かと思われます。

Anne d'Autriche as Hebe?

ゼウスの娘で美徳を象徴する女神。詳しくは過去記事「王太子妃 マリー・アントワネット」からごらんください。



このルイ14世と一族の寓意画をサンドロ・ボッティチェリの「春(ラ・プリマヴェーラ)」、「ケンタウロスとミネルヴァ」とあわせてみようかと思います。

ルイ14世をゼウス、王妃マリー・テレーズをヘラ、母妃アンヌを女神へーベー、モンパンシエ侯爵夫人をディアナとして、この4人は除外です。

気になるのはイングランド王妃ヘンリエッタ・マリアのミネルヴァと思った理由です。


ミネルヴァは知恵の女神ともいわれ、梟、蛇などが描かれる場合が多くありますが、作品のなかで左手にもつ槍。ボッティチェリのミネルヴァの所有しているものと同じですのでそう考えました。

この作品の完成を見ないままヘンリエッタ・マリアは1769年に亡くなっています。

とても数奇な運命をたどります。チャールズ1世に愛されて、幸せな結婚生活でしたが、やはり「宗教」で、王妃は憎悪の的となっていたので、1642年にルーブルで亡命生活を送ることになったのです。

Henrietta Maria of France as Athena(Minerva)!?

それから5年後にチャールズ1世は処刑されました。そのあと寵臣だったセント・オールバンズ伯ヘンリー・ジャーミンと秘密結婚をしていたようです。

1665年にはフランスのカロンブで亡くなるまでの数年間を暮らしたようでした。

女神ミネルヴァはご存知のとおり戦いの女神アテナ(アテネ)でもあります。昨年はクリムト、シーレの展覧会で「パラス・アテナ」をごらんになった方も多いでしょう。

さて次はヘンリエッタ・アン・スチュアートです。




彼女を女神フローラにするにはとっても惜しいんです。なぜかというと、王妃マリー・テレーズのヘラ(ヘーラー)、イングランド王妃ヘンリエッタのミネルヴァ(アテーナー)とくれば、アプロディーテーでなければならないんです、私のなかで。

もうおわかりですね。「パリスの審判(Judgement of Paris)」の3人が揃い、弟王は羊飼いをしているパリス(アレクサンドロス)に仕上げちゃおうと思ったんですね。

ただアフロディーテは裸身であらわし、地上の女神が衣服を纏います。

ボッティチェリの春では花の女神フローラが春の女神プリマヴェーラに変身し、となりのクロリスが花の女神フローラになるところです。

Henrietta Anne Stuart(Henriette d'Angleterre)
・・・as Aphrodita?Chloris(Flora)?

ボッティチェリの春にはメルクリウス(マーキュリー)が描かれていて弟王をメリクリウスとすると、「パリスの審判」の際に「ゼウスに代わってパリスが判定するように」と伝えるのはメリクリウス。

ゼウスはアフロディーテに人間を愛するように仕向け誕生したのがアイネイアース。それをマリー・ルイーズ・ドルレアンにしてもいいかなって。

弟王はボッティチェリが春で描いている西風ゼフィロスでしょうか。女神フローラ(クロリス)と結婚します。弟王が手にしているものがよくわからないのですが。ゼフィロスだとそれはそれでしっくりくるんですが。

Philippe de France, duc d'Orléans
・・・as Paris?Zephyros?Mercurius?

さてボッティチェリの「春」には三美神が登場していますよね。

ルイ14世の一族にもほら。御伽のお話しから夜伽のお話しに・・・。




ルイ14世の左奥から見つめる3人の女性たち。いったい誰なんでしょう。

1670年までのルイ14世の夜伽をつとめた女性たちで有名なのは、マンシーニ姉妹、不倫のヘンリエッタ・アン・ステュアート(アンリエット・ダングルテール)、ラ・ヴァリエール嬢(、モンテスパン侯爵夫人(1666年頃から)、マリー・アンジェリク・ド・フォンタンジュ(1679年に正式な公妾)たち。

のちのマントノン夫人がモンテスパン侯爵夫人の養育係りになるのはこの頃なので除外。フォンタンジュ嬢も1670年にはここにいないので除外。ヘンリエッタ(アンリエット)はすでに描かれています。


一応ですね、マリー・マンチーニ(マンシーニ)はイタリアにいた頃なので、姉のオランピアにしてみました。オりンピアは愛妾を長く続けていたようで宮廷の出入りも1680年までは許されていましたので。またモンテスパン侯爵夫人はこの年に国王の子を生んでいます。そしてラ・ヴァリエール嬢の修道院入りはまだ先。

この推理はいかがなものでしょうか?ルイ14世の子を生んだ女性を描いたと。

今回の記事では参考のものがありません。人物配置の名前は確かです(三美神以外)。また描かれた人物が誰に扮しているのかはまったくの推理なのでアテにならないことをご了承くださいな。

ルイーズ・ド・ラ・ヴァリエール 
Louise de la Vallière

モンテスパン侯爵夫人
MM de Montespan &フォンタンジュ嬢
 
秘密の正室 マントノン侯爵夫人
marquise de Maintenon
アン・ゴロンの「アンジェリク」はホントに登場人物が面白い。ルイ14世、ラ・ヴァリエール嬢なが楽しめますよ。

Angélique, The Marquise of the Angels,The Road to Versailles (by Anne Golon)



さてヴェルサイユ宮殿では今年の2月はじめまで「太陽王ルイ14世展」を開催しています。その記事はこちらからご覧ください。



(C)Exposition Louis XIV, l'homme et le roi

記事
太陽王ルイ14世展
 
Exposition Louis XIV, l'homme et le roi


ルイ14世 球体に描かれた肖像画


マザリネットの マリー・マンチーニ オリンピアの妹
Marie Mancini Duchesse de Mazarin 


このヴェルサイユ宮殿では、マリー・マンチーニ(マリー・マンシーニ)とルイ14世の企画があったようで、そのポスター(チラシ)がいままで見たものよりとってもお上品で素敵。


以前にマンチーニ姉妹の記事を書いていたんですが、非公開で眠ったままのを発見。昨年末はお家の大掃除とブログの記事の大掃除もしたんですぅ。次に忘れずにアップします。でもねぇ、記事を書いてもなぜか忘れちゃうんです・・・。

追記 2010年1月7日

ちょっと手直ししてあらたにアップしました。下記からどうぞ。
マザリネットのマンチーニ姉妹
| 寓意画 | 00:04 | - | trackbacks(2) | pookmark |
ブリューゲルとルーべンス 五感の寓意画

Allegory of Sight. Peter Paul Rubens and Jan Brueghel
視覚の寓意 Jan Brueghel the Elder  


ヤン・ブリューゲル(父)とルーべンスのコラボレートだけではなく、この時代のフランドル画家たちの共作は多いですよね。

わたしは特にこの「視覚の寓意」(1617)といわれるこの作品が好きです。たくさんのものが描かれて、ブリューゲル・ファミリーのトップ、ピーテル・ブリューゲルの「死の勝利」より鑑賞しやすい。「死の勝利」はひとつひとつが主役でそれが全体像になっていますから、鑑賞するのが複雑で・・・。

Sight-1617 detail

ルーベンス/ヤン・ブリューゲル(父)五感の寓意画(部分) 
プラド美術館 (C)Museo Nacional del Prado


この作品は人間の五感をタイトルに5枚の作品が連作となっています。すぐわかるルーベンスの聖母子があるこの作品が一番好きです。このオリジナルも花輪がヤン・ブリューゲル(父)。ご存知のように、この作品自体も人物がルーベンス、そのほかがヤン・ブリューゲル(父)ですね。

五感は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。



The Sense of Hearing(1618)「聴覚の寓意」 1618
連作のひとつ。ディティールをクリックしていただくと全体像にかわります。ヤン・ブリューゲル(父)中心の作品です。人物はルーベンスもしくは弟子によるものとされています。フルートを持っているなら中央の女神はエウテルペと断定できるんですけど・・・。

The Sense of Touch「触覚の寓意」 1618
ヤン・ブリューゲル(父)。ディティールをクリックしていただくと全体像にかわります。ヤン・ブリューゲル中心の作品。やはり人物はルーベンスもしくは弟子。周囲に甲冑などがあるのでディアナかあるいあはヴィーナスかというところ。

Taste(1618)「味覚の寓意」 1618
ヤン・ブリューゲル(父)
ディティールをクリックすると全体像にかわります。こちらはほとんどルーベンスの筆が加わっていないようです。酒神バッカスの従者で森の神サテュロスがお酌をしています。(笑) 男女間も表現してるのでしょうか。

The Sense of Smell「臭覚の寓意」 1618
花の女神フローラのようです。この作品だけはルーム・イン・アート(画廊画のような)ではないんですね。左の奥のウォールガーデンには女性が花を摘んでいるように描かれています。



Smell

このヤン・ブリューゲル(父)による「視覚と臭覚の寓意」は、座る女性が鏡を前にして「視覚」を擬人化し、立つ女性は花の香りを楽しんでいます。

The Senses of Hearing, Touch and Taste 1618「聴覚、触覚と味覚の寓意」は、五感の寓意画とおなじ1618年の作成で、ここにもルーベンスもしくは弟子の手も加わっています。

全体像をごらんになるとわかりますが、レストランのようです。


ブリューゲル一族は、花、寓意画、画廊画もたくさん描いています。一族のヤン・ファン・ケッセル父と子の寓意画をこちらからご覧ください。

ヤン・ファン・ケッセル寓意画」 sai の記事です。
arei が「落日の寓意画」でわたしをネタに、アントニオ・デ・ペレーダの描くハプスブルグ家の落日など3枚の作品を記事にしています。
The Return from War  about 1610 - 1612  Peter Paul Rubens, painter; Jan Brueghel the Elder,Paul Getty Trust

作品はゲッティ美術館所蔵の「戦争からの帰還(マルスの武装を解くヴィーナス)」です。ヴィーナス(ウェヌス)の夫鍛冶神ヘパイストスの仕事部屋のようにも見えます。

The Return from War  about 1610 - 1612  Peter Paul Rubens, painter; Jan Brueghel the Elder,Paul Getty Trust


とても魅力的なヴィーナスのお顔。こちらもルーベンスとヤン・ブリューゲル(父)の作品です。

ルーベンスの作品はこちらの記事から、各作品記事にリンクされています。作品画像の下にまとめられています。

XAI ルーベンス リヒテンシュタイン美術館
| 寓意画 | 22:05 | comments(2) | trackbacks(2) | pookmark |