モーリス・ドニ 〜 ドニの中のドニ by 楓 〜
2007.04.04 Wednesday
ドニ初心者だという mari ちゃんが、「ドニの中のドニ」なんて、澁澤龍彦氏のようなタイトル記事で、とってもやさしい風合いの作品をアップしました。それで、楓のドニの中のドニは、アモール(アムール)の表紙です。最後に素人解説しますね。
ドニの作品をアップするのは、難しいね、ホント。
MAKIちゃんが、ゴーギャンのコメントに、こんなメッセージを入れていました。
ゴーギャンって、凄い色使いをしてたと思うんだよね。だから、下手な印刷物やポストカードからは、すっごい野暮ったくなったりするじゃない?素人さんが、ベタな画像を信じちゃうのがこわいよね。そのとおりで、私のなかにドニってパルテルのイメージがあったんですね。ところが、本物にちかいレプリカなどから、たしかにパステル調の作品もあるんですが、ドミナントトーンであったりするわけです。
ちかごろ、ドニのペールトーンなど、ほんとうにこの色?って疑っちゃう私。ドニの場合、ほんの少しの色の違いで、作品をマイナスなイメージにしてしまう。
なるべく、どの画家の作品も、近いものを選んだりするのですが、せっかく選んでも、スキャナにかけて変色する場合があるんですね。

さて、最初の作品のアモールの表紙とは、「アモール 12色石版画」の表紙だと思われます。1895年のもので、クリーブランド美術館にあります。アモールは、クピドのことでしょうか。そうすると、この表紙はプシュケではないかと。花に手をかけているので、西風ゼフィロスに連れられて、クピドの庭園に入り込んだところ。この物語の詳細はこちら。
モーリス・ドニ クピドとプシュケの物語 七つの作品2枚目は、モーリス・ドニ(ル・プリゥレ)美術館所蔵の「木の葉の階段(葉の中の梯子)」(1892年)ですが、ものすごく長いサブタイトルがついています。要約すると、「アラビア風の詩に、アラベスク模様の装飾」となりますが、この作品の額縁は、ドニのデザインのもの。アラベスク模様の葉です。
仲間うちで最初にドニの記事をアップしたSai。目のつけどころが違いますね。ナビ派で、理論派のドニを、自身の集団肖像画から象徴しています。
男の方って、そういう作品好きですね。画家のプロフィールを推理するのが楽しいのね。

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