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危険な風味のチョコレート

Le Dejeuner by Francois Boucher

フランソワ・ブーシェ 「朝食」 画像は大きくなります。


1739 年のフランソワ・ブーシェの「朝食」です。ブーシェの風俗画でも有名ですが、画家の家族が描かれているともいわれてます。室内に立つ画家がブーシェ、幼女に危険な風味を初体験させる女性がブーシェの妹。

この風景は当時の様式を伝えているだけの風俗画ではなく、はじめてチョコレートを口にする場面を描いているのです。

画像をクリックしていただくとおわかりになりやすいのですが、「朝食」というタイトルですが、ロカイユ様式の掛時計をご覧ください。

長針、短針、秒針がよくわかりませんが、午前8時をさしているか、午後2時をさしているにか不思議な曖昧さ。ブーシェを庇護していたポンパドゥール夫人は朝にチョコレートを飲んでいましたが。

Le Dejeuner by Francois Boucher


宮廷や貴族がチョコレートを飲むのはプドワール(女性の私室)かベッドの中。やはり午前中ではないでしょうか。

画家ブーシェが手にするのはショコラティエール(チョコレートポット)だと思われ、コーヒーを飲んでいるともいわれていますが、幼児にスプーンで飲ませているところも含むとやはりチョコレート。

銀製や銅、真鍮に錫などのショコラティエールが流行します。これほどチョコレートが流行したのはスペイン人コルテスによって持ち帰られたカカオが、100年ものあいだ、秘匿していたわけですが、婚姻によりひろがっていくのですね。

こうした大航海時代を経て、スパイス貿易を背景にしたこの作品は、当時の風俗画だけで見過ごせないという貴重な「朝食」の風景なんです。

chocolatiere(ショコラティエール)

ダイナ・レイノルズのショコラティエール 18世紀


ブーシェが手に持っている銀のショコラティエールですが、写真のショコラティエールと比べると、モリニーニョといわれる泡立てするための棒が見当たりませんね。エスプレッソコーヒーも泡が特徴ですけどショコラ・ショー(飲むチョコレート)にも泡が必要だったのは、やはり舌触りなのでしょう。

さて、室内はロココ様式で、ブーシェが立つ飾り棚にはシノワズリな中国の小人像などが大きな画像から確認できます。右はブーシェの妻だと思いますが少し大きくなった子供に優しげな視線をおくっています。ブーシェの視線もご確認ください。

このころ玩具がようやく普及し、おねえちゃまは木馬とお人形を手にしています。


この子をよくごらんくださいな。頭を保護するキャップを被らせていますよね。ブーシェ一家の子供の教育と愛情が感じられます。不思議に思うかもしれませんが、17世紀以前は幼児期を過ぎると「ちいさな大人」として扱われるため、このブーシェ一家のような暖かさがなかったのが一般的なんですね。階級によらず。

ブーシェが画家としてだけではなく、王立製作所の責任者、舞台や室内装飾家として多岐な活躍だけではなく、こうした家庭を育てる才能までにいたるのですね。感心。

まだ、あまーいチョコレートドリンクには遠い時代だった17世紀は医薬的な飲み物で、ホワイトムスクや琥珀、医薬品が用いられていました。(それでも蜂蜜を加えたとも記録にはありますが。)18世紀には砂糖の普及のほかミルクが「苦い水」に変わっていきます。ターブルシフォニェールのうえに砂糖壺がありますので、すでに嗜好品として扱われるようになった時代。

liotard-lady-pouring-chocolate-la-chocolatiere

「チョコレート」 リオタール 1744


それでは、マリー・アントワネットの肖像画も有名で、真実の画家といわれるスイスの巨匠ジーン・エティエン・リオタールは、タイトル画にそのまま「ショコレート(チョコレート)」としてレディがチョコレートを飲むシーンを描いています。

この作品に、ミルクポット、シュガーポットも描かれていますが、女性が手にしているものはなんでしょう。スプーンではなさそう。


画像は大きくなりますのでごらんになってくださいね。モリニーニョにしては小さいですが、デザインがコーヒーポットになっていますので、泡立てようでしょうか。

そしてもう1枚のリオタールの絵をご覧ください。

Jean-Etienne Liotard - La fille de chocolat

「チョコレートを運ぶ小間使い」 リオタール 1745年


トレーにはお水とトロリとしたチョコレート。この絵をご存知の方はチョコレート通ですね!チョコレートの世界ではモチーフとしてずいぶん使われた作品です。

さて、お砂糖もミルクもなく、お水。

この小間使いは画家リオタールにチョコレートを運んでいるんです。ということはリオタールはお砂糖もミルクもなしで、濃いチョコレートを愛飲していたのではないでしょうか?

ちなみに私が愛飲しているのはロイズのショコラショーです。ショコラティエールを使用してもほとんど溶けてくれるので。ただ容器はカントリー調・・・。ミルク、あるいはヴァンホーテンココアと混ぜて飲んだりしています。

Chocolate Bar

チョコレート・ハウス(チョコレート・バー)


1659年デヴィッド・シャイユがショコラティェとして誕生してから、1760年、フランス王室はショコラ調進所を設立します。薬剤師ドボーヴがショコラ師に任命されます。ちょうどポンパドゥール夫人がなくなる4年前。

17世紀なかばには貴族のお茶の時間が大衆層にもひろがり、チョコレート・ハウスも誕生しました。
オペラハウスにコンディトライがあり、「甘い7年戦争」のデメルがウィーンに創業したのが1786年。

「ウィーンの都はオペラ座とデメルでもつ」

La

パンティエーヴル公ファミリー 1768
シャンパルティエ・ジャン・バプティスト
(Charpentier Jean-Baptiste)


左から父パンティエーヴル公ルイ・ジャン・マリー、長男ルイ・アレクサンドル・ド・ブルボン (ランバル公)、中央ランバル公妃マリー・ルイーズ、娘マドモワゼル・ド・パンティエーヴル、母マリー・テレーズ・デステ=モデーヌ。

ジャン・バプティストもリオタール同様にマリー・アントワネットの肖像画を何枚も描いている画家です。

パンティエーヴル一家もチョコレートを手にしているシーンを描かれています。


なんの意図もなかったのですが、なぜがアントワネットつながりになってしまいました。ブーシェはアントワネットがフランスに嫁いだ年に亡くなっています。

過去記事
マリー・アントワネットが愛したもの
ハプスブルグ家 マリア・アントーニア

リオタールの描いたアントワネットは現在オーストリアの公式肖像画になっています。ジャン・バプティストはフランスに嫁いだばかりの王大子妃を描いています。

そしてパンティエーヴル家に嫁いだ中央のランバル公妃マリー・ルイーズは、マリー・アントワネットの女官、心の友となったランバル夫人。過酷な運命の人です。
| Chocolate ショコラ | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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