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ハプスブルグ家 マリア・テレジア



Maria Theresia


ハプスブルグ家きっての才媛マリア・テレジア。皇帝カール6世と「色白のリースル」と呼ばれた妃エリザベート・クリスティーネの長女として誕生。23歳のマリア・テレジアは父カール6世の急逝でハプスブルグ王朝の女王となりました。



マリー・テレジアと子供たち 1760年
1760年?子供たちが特定できそう。
by アレクセイ・ペトローヴィッチ アントロポフ


フランス王とバイエルン、フリードリヒ2世らは占領にかかりますが、国家継承したハプスブルグ帝国を守ることはできました。

The coronnation of Maria Theresa in St. Martin´s Cathedral

Maria Theresa with Franz I. c. 1746


女帝マリア・テレジアと夫フランツ・シュテファンを描いたのはピーター・ケブラー(ペーテル・ケブラー)。皇帝フランツ1世となったフランツ・シュテファンは女帝の脇役として宮廷で扱われ、格下の席を用意されたといいます。

それでも侍従長は、「皇帝がいなければ世の中の混乱ははるかに大きかったと思い抱いている。」と記してあるように、いつも末席に扱われる皇帝には「人柄」というものに、人々は敬意をあらわしていたようです。



Maria Theresia


現在開催中の「THEハプスブルグ」(国立新美術館)で展示されているアンドレアス・メラーの「11歳の女帝マリア・テレジア」です。この11歳よりももっと幼少だった5歳のマリア・テレジア。その初恋の相手がフランツ・シュテファン。

フランツ1世の魅力はマリア・テレジアだけを虜にしたわけではありません。国家継承者の配偶者として貴公子のフランツは候補者としては有力ではありません。


フランツ1世は洗練された容姿と性格に、たいへん趣味もよく、宮廷での屈辱に屈することなく人生を楽しむ人柄だったようです。皇帝カール6世がフランツを特に気に入ったのは、手紙にある「頭の回転が速く、礼儀を心得、非の打ち所がない。」だけではなく、敏捷なフランツは、狩猟好きなカール6世のパートナーとしても十分に才を発揮していたのです。

こうして国が決めた結婚ではなく愛によって結婚をした二人。この作品にはヨーゼフ2世が描かれています。

Kaffeeservice zur Rokokozeit um 1750


このコーヒー&ティーセットは、マリア・テレジアが愛用していた陶器ですが、ウィーンのアウガルテンの陶器工場で、逸品の陶磁器生産に着手したのは、実はフランツ1世です。マイセンについで2番目に建てられました。

フランツ1世は美しいもの、趣味のよいものに目がありません。皇帝は宝石と金貨をコレクションしていました。現在はウィーン美術史美術館に所蔵されています。

そして自然のもの。世界最古の動物園はフランツ1世が手をかけました。

MariaTheresia with family (1754)


オーストリアの宮廷画家マルティン・ファン・マイテンス(Martin van Meytens)の作品ですが、女帝マリア・テレジアから末子のマリー・アントワネットまで多く作品を残しています。

マリー・アントワネットに関しては以前の記事をごらんください。
マリー・アントワネットが愛したもの

肖像画は女神エトラに扮したアントワネットなど更新しています。


ご紹介したマリア・テレジアファミリーの作品がかけられています。

次のアリア・テレジアファミリーは同じ1754年が制作になっていて、同じ配置。もしかすると1755年の作品だとしたらアントワネットでしょうね。
では、もう一枚の同じ配置のマルティン・ファン・マイテンス(Martin van Meytens)作「マリア・テレジアファミリー」 をご覧ください。

マリア・テレジアは3人の子を1754年までに亡くしています。1754年にはフェルディナント・カール・アントンが誕生して、子供は12人描かれているはずです。つまり、アントワネットは誕生していないので描かれていないということでしょうね。


こちらは、1758年の作品なので、アントワネットも、末っ子の「ふとっちょマクシィ」も描かれているはずです。

長女 マリア・エリザベート 3歳で死去
次女 マリア・アンナ・フォン・エスターライヒ せむしの皇女として父親以外には愛されなかったマリア・アンナは修道院で奉仕に一生を捧げます。
三女 マリア・カロリーネ 2歳で死去
長男 ヨーゼフ2世 「民衆王、皇帝革命家」と呼ばれる。
四女 マリア・クリスティーナ マリア・テレジアの愛情を受け、恋愛結婚を許される。
五女 マリア・エリザベート 天然痘が原因で醜貌のため、修道院に。
次男 カール・ヨーゼフ 6歳で死去
六女 マリア・アマーリエ 政略結婚、のちに帰国禁止。


三男 レオポルト2世 兄ヨーゼフ2世死後に帝位につきます。
七女 マリア・カロリーネ 死去
八女 マリア・ヨハンナ・ガブリエレ 12歳で死去
九女 マリア・ヨーゼファー ナポリ王との挙式直前に死去
十女 マリア・カロリーナ 姉のかわりにナポリ王に嫁ぐ。
四男 フェルディナント・カール・アントン エステ大公
十一女 マリア・アントーニアマリー・アントワネット)フランス王妃 断頭台の露に。
五男 マクシミリアン・フランツ ケルン大司教 ベートーベンのパトロン。


愛情を持てなかった親子、兄弟、姉妹となるのですが、仮面の家族ではないと思います。歴史上には古くから親子や兄弟、姉妹の愛憎はあります。現代社会では不幸あるいは常識的ではない家族という烙印が押さされそうですが、ともだち親子だってちょっと不思議。

こういう立場や社会的な制約がある家族というだけでなく、ファミリーにはいろいろな形があるということです。




Maria Theresia


家族のなかでのマリア・テレジアは、後継者問題と結婚政策の女帝です。育児や愛情を与える時間よりも、子供と国の両方がいいように駒を進めていたのだと思います。子供たちの恥ずかしくない地位と嫁ぎ先。しかもハプスブルグ家にとっても。

「戦争は他国にまかせておけ。幸いなるオーストリアよ、汝は結婚せよ」

Stefan Holcik

Maria Theresia


わたし個人ですが、アリア・テレジアって、夫のフランツ1世と同様に趣味がよい人だと思うのですね。人でもモノでも周囲に好きなものだけを配置する。センスのよさなんですけど、仕事でもそうですが、センスっておしゃれというわけではなく、手順がいいんですよね。

マリア・テレジアの政策や軍の配置なんかも戦略じゃなく、手順のよさじゃないかと。




Maria Theresia


マリア・テレジアが何を国家として築いたかというとオーストリアと中央管理国家としたことですね。そしてのちの啓蒙思想。教育改革、軍隊制度、徴税制度、官僚体系を整えながら富国強兵を目指します。そして財政は夫フランツ1世が力を発揮します。

マリア・テレジアは父カール6世からの重臣を丁重に扱いながら、能力のあるものを抜擢する。そういう人の扱いも巧いですよね。

ところがマクシミリアン1世からの結婚政策でフランス、イタリアと嫁がせたものの「ドイツ」にいたっては、一人も嫁がせていません。



Maria Theresia


宿敵プロイセンた打倒のため、仇敵フランスと和解。ルイ15世の寵妃ポンパドゥール夫人と、ロシアのエリザベート女帝との「3枚のペチコート作戦」の同盟で、7年戦争に突入します。

プロイセンのフリードリヒ2世に対しマリア・テレジアの最愛の息子ヨーゼフ2世は尊敬と憧れを抱き、ロシアの女帝が急死したあと、共にポーランド分割を行い、マリア・テレジアを嘆かせます。

結局、3枚のペチコート作戦もアントワネットの輿入れも、マリア・テレジアの政策の成功にはならなかったのですね。やはり「戦争は他国にまかせておけ」でしょうか。



Maria Theresia


マリア・テレジアの栄華は、食卓や料理、お菓子にもおよびます。フランス ブルボン家からはワインが初お目見え。そして絵画などのコレクションも、マクシミリアン1世、レオポルト・ウィルヘルム大公に続き、息子のヨーゼフ2世とともにハプスブルグ家の収集に貢献していくのです。

こうした収集品はあのウィーン美術史美術館に、夫フランツ1世のコレクションとともに所蔵されています。

Maria Theresia as Queen of Hungary

Maria Theresia


マリア・テレジアのこうした采配は、のちに大きな痛手になるものもありますが、当面の跡継ぎの問題も、スペインのブルボン家から次男に嫁いだマリア・ルドヴィカによってハプスブルグ家の栄華を保つことができました。

残念ながらヨーゼフ2世の最愛の妻マリア・イザベラは佳人薄命で、二番目の妻はたいへん不幸でした。


まだまだ栄華は続きます。モーツァルトやハイドンなどの音楽。作品はモーツァルトがマリア・テレジアファミリーの前での演奏。ここがシェーンブルン宮殿の「鏡の間」でしょうか。

ヨーゼフ2世はモーツァルトを宮廷音楽家として迎えますが、弟のレオポルド2世はモーツァルトやサリエリを疎んじます。

晩年は喪服でちょっぴり孤独なマリア・テレジア。それでも自分の我がままをとおし生きた女帝だと思います。

さて、この子孫たち。ヨーゼフ2世もレオポルト2世も皇帝につき、そのまた子孫も皇帝につきます。マリア・ルドヴィカによって。
| ハプスブルグ家 | 21:05 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
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アート複製画センターと申します。「11歳のマリア・・」で偶然にこちらのページが目に付きました。突然ではございますが世界の名画など素適なページ様から弊社への「間接的紹介」*リンク張りではなく。商品成約料を1枚販売3千円〜1万円のお支払い制度を設けて
あります。詳しくはよろしかったらご連絡いただければと思います。 代表 吉田 幸明 メールまたはTEL03−3551−5333。
| アート複製画センター | 2012/02/07 2:09 PM |

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