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シャネル以前 宮廷のクチュリエ ウォルト

服飾、あるいは絵画や美術工芸、そしてフランスの歴史が好きな方、もしくは美しいものが好きな方はご存知のシャルル・フレデリック・ウォルト(1826-1895)。1826年に英国で生まれて1845年に渡仏したのです。

 

ウォルトの香水 ルネ・ラリックの香水瓶

ウォルトは「ガシュラン」でクチュリエとして修行を積み、1858年にメゾンを開きました。1860年にメッテルニヒ公妃のドレスを承ったことから、ナポレオン3世の皇后ウジェニー(ユージェニー)のドレスを手がけていくことになり、王室のデザイナーとなっていきます。

ルイ16世の王妃マリー・アントワネットのマルシャンド・ド・モードだったローズ・ベルタンのように。



ハウス・オブ・ウォルト イヴニング・ドレス 1925年
息子の代 ジャン・フィリップ・ウォルトとガストン・ウォルト


過去記事にも書きましたが、ローズ・ベルタンから100年後に、このシャルル・フレデリック・ウォルトが「ラ・シャンブル・サンディカル・ド・ラ・クチュール・パリジェンヌ(フランス・クチュール組合)」の略称「サンディカ」を創設するのですが、その前身であるモード商人組合の略称「サンディック」の理事を務めていたのが彼女だったんですね。




シャルル・フレデリック・ウォルトの作品
イヴニング・ドレスは1887年、1892年のもの。


ウォルトが亡くなったあとも子孫はメゾンを引き継ぎます。ハウス・オブ・ウォルトとして。(資生堂みたいですね。)1900年には、ウォルト香水(Parfums Worth)を発売。あのラリックが香水瓶をデザイン。1954年に買収されて、現在も子孫に引き継がれているのはこの香水のみ。

さてウォルトのドレスは絵画作品からもご覧頂けます。フランス皇帝ナポレオン3世の皇后ウジェニー(ユージェニー)、そして時をおなじくしてシシ(エリザベト皇后)、そしてレオン・ボナが描いたアルベール・カーン・ダンヴェール夫人。

ウォルトはさまざなドレスを世に送り出します。




シャルル・フレデリック・ウォルト作
「オランダのチューリップのガウン」 1889年


まだコルセットとパニエが活躍していた時代。コルセットとパニエといえばマリー・アントワネット、その前がポンパドゥール夫人と遡りますが、16世紀のスペインが発祥で、17世紀のルイ14世妃のマリー・テレーズを思い出してください。



17世紀 マリー・テレーズ(ルイ14世の妃)
スペイン・ハプスブルク家出身
ディエゴ・ベラスケス作



16世紀 カタリーナ・ミカエラ・デ・アウストリア
スペイン・ハプスブルグ家出身
1585年 アロンソ・サンチェス・コエリョ作


16世紀のドレスはファーチンゲールがドレスの下につけられていました。この時代はスペインですとフェリペ2世の妃エリザベート・ド・ヴァロワ(カトリーヌ・ド・メディシスの長女で王妃マルゴの姉)、フランスはカトリーヌ・ド・メディシス、そのフランスをあとにしたメアリー・ステュアート、イギリスのエリザベス1世の時代。ちなみに日本は徳川家康が生きていましたよ。









17世紀はフランスはルイ14世、イギリスはエリザベス1世なきあとのジェームズ1世(メアリ・ステュアートの息子)の時代になり、シェイクスピアやピアサミュエル・ピープス氏の日記はこの時代。この200年後にシェイクスピアの舞台に立つ女優サラ・ベルナールもウォルトのドレスを愛用していました。



ジェイムズ1世の妃アンのドレス 1611-14年
マーカス・ギアラーツ作 画像は大きくなります。



17 世紀服飾 V&A collection
(ヴィクトリア&アルバートミュージアム)


18世紀は17世紀のバロックからロココにかわります。ファーチンゲールからパニエがドレスに用いられるようになります。ルイ14世時代の服飾は男性が中心でしたが18世紀は二人のファッション・リーダーが登場します。二人の肖像画にはパニエを着用したドレスでの肖像画が何枚もあります。



パニエ


ポンパドゥール夫人 1759年
フランソワ・ブーシェ


マリー・アントワネット
フランソワ・デュモント(フランソワ・デュモン)


マリー・アントワネットの姉
マリア・カロリーナ


18世紀のファッションはこちらの記事の肖像画からもご覧いただけます。

私の時代 マダム・ド・ポンパドゥール
ハプスブルグ家 マリア・アントーニア
(マントワネットの姉妹たちの記事にリンクしています。)
王太子妃 マリー・アントワネット
マリー・アントワネットが愛したもの
マリー・アンワネットのドレス ローズ・ベルタン
(パニエ・ドゥブル、コルセット 、 ピエス・デストマはローズ・ベルタンの記事からご覧いただけます。)

カテゴリー「ヴェルサイユの画家」からは、当時描かれた人々の肖像画を記事にしています。こちらもどうぞ。

この時代にかかせないのがワトードレス(ワトーガウン)です。画家ジャン・アントワーヌ・ヴァトー(Jean-Antoine Watteau 1684-1721)の描いた雅宴画の女性たちのドレス。



ワトー・ドレスの女性の肖像画
ミレイ・バネッサ 1868年


ワトー・ドレス(ヴァトー・ドレス)は肩から裾まで1枚の布がストンと背中を覆うようなデザイン。ウェディングドレスは腰から長く引きずっているあの部分と同じです。トレーン(train)と呼ばれるもの。

記事「ヴィヴィアン・ウェストウッド 画家 ヴァトーのドレス



「ジェルサンの看板」から 1720年
アントワーヌ・ヴァトー


こうして18世紀のローズ・ベルタンからいよいよウォルトの時代がはじまります。ウォルトはクリノリンスタイル、バッスル・スタイルのドレスをひろめていきます。

記事 ジェルサンの看板

19世紀の画家エドアード・マネも女性の肖像画で描いていますが、エリザベート皇后、ウジェニー皇后のクリノリンスタイルの作品も残っています。







皇后 ウジェニー・ド・モンティジョ
1854年 フランツ・クサーヴァー・ヴィンターハルター


写真は1880年代(19世紀)のクリノリンドレスの着方です。大変なんですね。そしてエリザベート皇后の肖像画でもおなじみの画家フランツ・クサーヴァー・ヴィンターハルターによるウジェニー皇后です。

1850年代に発明されたクリノリンは日本的な解釈は釣鐘式のペチコートとなりますが、ウジェニー皇后のマタニティラインをかくすために巨大化していきます。1860年代に入るとクリノリンはさまざまなバリエーションでつくられるようになります。

それが1875年のことで、ウォルトはクリノリンが柔らかい素材にかわることをルイ・ヴィトンに話します。ヴィトンはデザインする鞄に引き出し部分を加えてクリノリンなどの衣装を持ち運ぶための旅行用家具に発展させます。



皇后ウジェニーと宮廷の貴婦人たち 1855年
フランツ・クサーヴァー・ヴィンターハルター


wikiより引用 ウジェニーが1855年に着けた新しい骨組みのクリノリンは、ヨーロッパの宮廷ファッションに流行を巻き起こした。そして彼女が、1860年代の終わりに大きなスカートを捨てると、彼女の伝説めいた宮廷人シャルル・ワース(英語読み)の奨励によって、ウジェニーのファッションは再び流行となった。
ウォルトは皇后のお嫁入りの衣装から仕えて、画家ヴィンターハルターも芸術的なウォルトのドレスに一目置いていたようですが、作品の貴婦人を含めてすべてがウォルトのデザインのドレスの可能性が高いそうです。 髪にライラック、白のシルク地のチュールを重ねたクリノリン・ドレスを着ているのが皇后。

イギリスにおくれてこの頃から産業革命でフランスにミシンが登場しています。ミシンによる貴婦人たちのクリノリン・スタイルをヴィンターハルターが描いています。




ウォルト デザインのドレスを着たエリザベート皇后 1865年
フランツ・クサーヴァー・ヴィンターハルター



エリザベート皇后の着用したドレス


フランスのウジェニー皇后に対してオーストリア皇后エリザベート(エリーザベト)の肖像画ではバッスル・スタイルのものも有名。

ヴィンターハルターが描いたエリザベート皇后はシルクのチュールに金の刺繍。クリノリン・スタイルです。下の写真がバッスル・スタイル。ウォルトはリヨンのシルクでドレスをつくり、衰退していた絹織を復興させます。

彼女の肖像画はこちらから 「黒衣の皇后 エリザベート


Nocturne in Rosa und Grau, Porträt der Lady Meux 1881


ホイッスラーの描いた肖像画は「ばら色とグレイのノクターン レディ ミュー」です。ウォルトがひろめたバッスル・スタイルは日本では鹿鳴館時代。このドレスの特徴はヒップを強調した腰当です。

ホイッスラー関連記事(当時の女性の肖像画)
ホイッスラー、ジェームズ・アボット・マクニール
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー  芸術至上主義

1895年にウォルトがなくなり、ウォルトの二人の息子に引き継がれます。そこにはポール・ポワレ(1879-1944)が働いていたのです。

ウォルト、ポワレ、そしてヴィオネ(1876-1975)にシャネル(1883-1971)が後を競うのでした。ウォルトのドレスに必要だったパニエやクリノリン、そしてコルセットの解放をした3人のデザイナーです。
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