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マドゥモアゼル・ルウルウ ルウルウの政治
JUGEMテーマ:読書

余談

「じゃぁ、カミーユに会ってくるわ!」と笑顔で軽やかに断頭台の階段を駆け上がったその女性はリシュル。カミーユとはご存知のカミーユ・デムーランです。

デムーラン夫人リュシル・デュプレシ

やさしのリシュル


メアリ・スチュアートの悲劇に強く魅了されるリシュルはとてもロマンチスト。結婚前はカミーユにわざと冷淡な振る舞いをし、カミーユからの手紙を待っているのです。

そしてリシュルの仕打ちに打ちひしがれているカミーユの手紙を読んでは、彼の愛を確かめていく。まだしがない文士だったカミーユは結婚を反対されながらも、リシュルの家庭教師として7年間の恋愛を実らせます。

オレルアン公の館パレ・ロワイヤルは、この頃革命家が世論を扇動する場所のひとつでした。ここのカフェ・ドゥ・フワで無名のカミーユ・デムーランの演説が大衆を動かしたのです。1789年7月のこと。

1790年12月29日の結婚式。披露宴での慣例にしたがって、花嫁のガーターをはずしたのは、ロベスピエールでした。

カミーユの処刑後、リシュルは反革命容疑で逮捕、死刑となるわけです。でも、彼女はアダム・リュックスのように、わざと逮捕されたのではないかと考えるようになりました。

リシュルは「内助の功」という日本的な表現を用いられことがあるようですが、とっても激しい情熱的な人だと思います。カミーユ・デムーランの書いた原稿の、皮肉な言葉や言い回しは、リシュルによるものです。

牢獄では、ジャコバン左派のエベールの妻といっしょだったそうです。

翻訳 森 茉莉

森茉莉による翻訳本「マドゥモアゼル・ルウルウ」


本題

1889年に刊行されたジィップ(Gyp)の「マドゥモアゼル・ルウルウ」で主人公ルウルウがフランス革命の話に触れる章があります。第1章の「ルウルウと政治」です。

ジィップ(Gyp)は、マルテル・ジャンヴィル伯爵夫人シビル・エーメ・マリ=アントワネット・ガブリエル・ド・リケティ・ド・ミラボーであって、その名のとおりフランス革命初期の代議員オノーレ・ミラボー(ミラボー伯爵オノレ・ガブリエル・ド・リケッティ)が大おじです。

生前は国民の人気を集めたミラボーですが、死後にルイ16世との書簡等が発覚。

もともとミラボーは王制護持論者で、ルイ16世、王妃マリー・アントワネットとのつながりが強く、当時の指導者でした。

そのミラボーを大おじに持つジィップことシビル・エーメ・マリ=アントワネット・ガブリエル・ド・リケティ・ド・ミラボーは、なぜかマリ=アントワネットの名が連なった長々しい名前です。

この作品マドゥモアゼル・ルウルウはミラボー没後98年目に出版されました。

オノーレ・ミラボー

ジィップの大おじミラボー


さて、第1章のルウルウの政治の冒頭ではルウルウの父親が、誰かの判決のことを話題にしています。ルウルウが「一般世間の意見は犯人自身が思ってたよりも寛大ね・・・」という意見。

当時、反逆罪容疑で有罪になったのは国民的人気のあったブーランジェ将軍。彼のことなのでしょうか?

それから話は100年前にさかのぼります。ちょっとその会話を眺めてください。(本文のかな使いを現代仮名遣いで引用を要約しています。大きく削除している場合は略と表示します。)

「・・・(略)・・・ルイ14世の政治はどうしたの。・・・(略)・・・」

ここから家庭教師とのやりとりがはじまります。

ル「政治の秘密っていうことは場合によると嘘をつくことだから?」
家「タレーラン氏の言葉を引用ましたね。」
ル「マダム・ド・ポンパドゥールさ」

・・・(略)・・・

tony robert fleury

シャルロット・コルデー


いきなりママンが口をはさみます。
「シャルロット・コルデーをご覧よ。あの女が凶暴な男を殺したのは、それは立派な考えでやったことに違いないけれど、それは立派な罪にな」ってしまったじゃないか・・・。」

ル「ええ、あれは馬鹿げたことさ・・・、あれはマラーの男を下げちゃったのさ・・・(略)・・・ダントンがシャルロットにちゃんとそれをいってるわ・・・世の憎しみもその道理なる 制裁に消えうせぬ 君の匕首の一突きは彼を パンテオンに送りたり。」

1923年前後から「ルウルウ」は再販されていないようで、いまは絶版です。日本の邦訳は森茉莉によるもので、日本では翻訳版は出版されています。翻訳ではルウルウの言葉は貴族の娘ではなく、やくざな、あるいは下層階級の年増の女の言葉使いになっていきます。

風刺小説というけれど、この章では大おじミラボーを登場させていない・・・ママンが言う〜「それは立派な考えでやったことに違いないけれど、それは立派な罪になってしまったじゃないか」というように〜比喩?

Sibylle Gabrielle Riqueti de Mirabeau

オペラグラスを持つジィップ(1849-1932)


ジィップは、ルウルウをどんなふうに扱いたかったのかしらん。

ルウルウ(経験豊富な年増女のように)
「・・・(略)・・・いったい誰がダントンの罪を定めるの?・・・ロベスピエールは空想家だし!・・・マラーは病人だし!・・・、マダム・ローランかな?・・・(略)・・・ペルチェはどうかな?・・・」

ペルチェ?
読者の私を含めて、「ペルチェ?誰?」みたいに、プパ(パパン)も家庭教師もギャフン。ナポレオンが好きでしょうと言われ、そうそう確かにというところまでで「お茶を濁す」ようなルウルウ。

それでルウルウの政治には、ジィップの大おじミラボーをはじめリシュリュー、ルイ15世、ラファイエット将軍、マリー・アントワネット、ルイ16世の名は登場しません。そしてダントンは登場するのに、はじめにご紹介したリシュルの夫カミーユ・デムーランの名もありません。

そんなに知りたかったら「まぁ、ラクション・フランセーズでに読んで考えるといいわ・・・」というルウルウの声が聞こえてきそうです。

森茉莉が渡仏したときジィップはまだ生きていました。80歳を超えたくらい?渡仏先で気に入ったジィップの「マドゥモアゼル・ルウルウ」です。でも翻訳が、妙訳だったらちょっと困る〜。というかとっても翻訳下手なのかも〜。
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