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ロマンティック・バレエへの誘い マリー・タリオーニ



初演1832年 シルフィードを踊るマリー・タリオーニ


11月12日(日)東京文化会館で、19世紀の幻の名作バレエを甦らせている振付家ピエール・ラコットの「ロマンティック・バレエへの誘い」があります。「ラ・シルフィード」や「ドナウの娘」は、伝説の舞姫マリー・タリオーニが一世を風靡した名作です。

バレエの舞姫 マリー・タリオーニ(1804-1884)は、1832年のパリ・オペラ座で「ラ・シルフィード」を初演したことで知られています。振付は父フィリッポ・タリオーニで、森の妖精たちの舞う幻想的な世界が表現されています。花嫁のエフィと妖精シルフィードに迷うジェイムズ。彼は魔法使いの力で、シルフィードを空に舞い上がることができなくするのです。

それはシルフィードの命を消すことになるのです。


シルフィードは儚くこの世界を去り、花嫁エフィは、ジェイムズの友人グルンと幸せな結婚を迎え、妖精に恋をしたために破滅する青年の悲劇の物語。

音楽はジャン・マドレーヌ・シュナイツホーファ(Jean Madeleine Marie Schneitzhoeffer)でした。

この1832年の初演された「ラ・シルフィード」はバレエだけではなく、シルフィード風のヘアスタイル・シルフィード風ターバンやパラソルなどのファッションの流行が、社会現象ともなりました。

デンマークでは、1836年にはオーギュスト・ブルノンヴィル(August Bournonville)が振り付け、タリオーニ版は衰退し1972年ピエール・ラコットによって復元されました。



ラ・シルフィードの最初のシーンのタリオーニ姉弟
フランソワ=ガブリエル・レポール 画
(François-Gabriel Lépaulle 1804 - 86)


現在、もっとも一般的に広まったのは、その1836年の「ラ・シルフィード」で、タリオーニ版を観たオーギュスト・ブルノンヴィルの振り付けとヘルマン・フォン・ロヴィンショルドの音楽でした。

2008年のガラでの「ラ・シルフィード」は見ごたえありました。

Gala - "La Sylphide" pas de deux

オーギュスト・ブルノンヴィル版では、ボリショイ・バレエのナタリア・オシポワ(Natalia Osipova)のシルフィードも好きです。下記の動画からダイジェストで最後までご覧いただけます。



オーギュスト・ブルノンヴィル版 「ラ・シルフィード」


LA SYLPHIDE / Scenes from the Performances of the Estonian National Opera

「ラ・シルフィード」を再現したピエール・ラコット版は、下記の動画リンクから全場面を堪能できます。

パリ・オペラ座バレエ「ラ・シルフィード」全2幕
 ピエール・ラコット版(原振付フィリッポ・タリオーニ)、音楽ジャン・マドレーヌ・シュナイツホーファ
(Paris Opera Ballet 「La Sylphide」 choreographed by Pierre Lacotte, music by Schneitzhoeffer)

La Sylphide;2004; 1 of 12
La Sylphide;2004; 2 of 12
La Sylphide;2004; 3 of 12
La Sylphide;2004; 4 of 12
La Sylphide;2004; 5 of 12
La Sylphide;2004; 6 of 12
La Sylphide;2004; 7 of 12
La Sylphide;2004; 8 of 12
La Sylphide;2004; 9 of 12
La Sylphide;2004; 10 of 12
La Sylphide;2004; 11 of 12

マリー・タリオーニのロマンティック・バレエの演目が復活されているもので、 「パ・ド・カトル」があります。マリー・タリオーニと並ぶほかの3人のバレリーナの踊りを一度に楽しめる「4人の踊り」です。



1845年初演「パ・ド・カトル」 リトグラフ:A・E・シャロン
左・グリジ、中央・タリオーニ、右後方・グラーン、右前方・チェッリート


パ・ド・カトル Pas De Quatre(4人の踊り)のリトグラフで描かれているバレエ衣装は、何枚もの薄いチュールを重ねたもので、ロマンティックチュチュと呼ばれます。タリオーニのほかに、Carlotta Grisi,Lucile Grahn & Fanny Ceritoが描かれています。

振付家アントン・ドーリンが1941年にナタリア・クラソフスカ(ルシル・グラーン)、ミア・スラヴェンスカ(カルロッタ・グリジ)、アレクサンドラ・ダニロワ(ファニー・チェッリート)、アリシア・マルコワ(マリー・タリオーニ)の4人をキャスティングに復活させました。


ジュール・ペローがチェーザレ・プーニの作曲により振り付けた1幕の作品は、ニーナ・アナニアシヴィリのマリー・タリオーニで、次の動画からご覧いただけます。

Nina with Pugni's Pas de Quatre
Nina with Pugni's Pas de Quatre - Part 2
Nina with Pugni's Pas de Quatre - Part 3

トロカデロ・デ・モンテカルロバレエの「パ・ド・カトル」が最高です!
Le Grand Pas de Quatre 1/2 - Les Ballets Trockadero
Le Grand Pas de Quatre 2/2 - Les Ballets Trockadero new

マリー・タリオーニのロマンティック・バレエはこの9月に、小林紀子バレエ・シアター「レ・シルフィード」「ソリテイル」「パキータ」が上演されており、ロンドンのロイヤル オペラ ハウスでは、2007年1月に上演予定です。

また、「ドナウの娘(フルール・デ・シャン“野の花”)」が、東京バレエ団によって11月16日(木)〜18日(土)の3日間、日本初演が実現します。その初演のプロローグが、ピエール・ラコットの「ロマンティック・バレエへの誘い」です。



キーロフ・バレエ団(マリインスキー・バレエ団) 1991
「レ・シルフィード(ショピニアーナ) 第1幕


さて私が愛するマリインスキー・バレエ(元のキーロフ・バレエ団)の「レ・シルフィード(ショピニアーナ)」、物語は「ラ・シルフィード」とは違い、森の精(シルフィード)と詩人(ショパンともいわれています)が月明かりの下で踊り明かす物語。音楽はフレデリック・ショパンのピアノ曲「ショピニアーナ」を原曲としたグラズノフによる組曲で公演しています。

マリー・タリオーニの死後13年目のこと。そして初演から75年後です。



Konstantin  Somov  Les Sylphide-1932
レ・シルフィード(ショピニアーナ) コンスタンティン・ソーモフ画


最初にショパンの旋律をバレエに使おうと考案したのは、当時マリインスキー・バレエ(キーロフ・バレエ団)の振付師だったミハイル・フォーキンで、アレクサンドル・グラズノフ編曲したショパンの4曲(軍隊ポロネーズ、夜想曲ヘ長調、マズルカ作品50−3、タランテラ)と、ショパンの原曲「ワルツ嬰ハ短調」の5曲を使用しました。

ショパンの曲で初演したのは1907年のマリインスキー・バレエ(キーロフ・バレエ団)。その2年後の1909年に結成されたばかりのバレエ・リュスにミハイル・フォーキンが参加し、改定した第三版を上演したのです。

バレエ・リュスの「レ・シルフィード(ショピニアーナ)」の舞台スケッチとバレエ画像はこちらから。

記事 バレエ・リュス ピカソの妻 オルガ・コクローヴァ



ロイ・ダグラスの編曲による ショパンの華麗なる大円舞曲の場面


Chopiniana Kirov Ballet ”Mariinsky” の踊りは下記からご覧いただけます。

1958 Part 1 of 3 Kirov Mariinsky Ballet Les Sylphides Chopiniana Petrova Kolpakova Alekseeva Semenov
1958 Part 2 of 3 Kirov Mariinsky Ballet Les Sylphides Chopiniana Petrova Kolpakova Alekseeva Semenov
1958 Part 3 of 3 Kirov Mariinsky Ballet Les Sylphides Chopiniana Petrova Kolpakova Alekseeva Semenov

ショパンの「ワルツ嬰ハ短調」はこちらの場面。
LES SYLPHIDES - Waltz (Komleva-Vikulov, 1969)


いまは、ロイ・ダグラス(Roy Douglas)の編曲で、前奏曲イ長調(あるいは軍隊ポロネーズ)、夜想曲変イ長調、ワルツ変ト長調、マズルカ作品33-2、マズルカ作品67-3、ワルツ嬰ハ短調、華麗なる大円舞曲を使用しています。

1991:Asylmuratova,Zaklinsky,Pankova,Polikarpova
Chopiniana(LES SYLPHIDES Asylmuratova-Zaklinsky, 1991) - 1 of 4
Chopiniana(LES SYLPHIDES Asylmuratova-Zaklinsky, 1991) - 2 of 4
Chopiniana(LES SYLPHIDES Asylmuratova-Zaklinsky, 1991) - 3 of 4
Chopiniana(LES SYLPHIDES Asylmuratova-Zaklinsky, 1991) - 4 of 4

こうしてマリー・タリオーニが広めたロマンティック・バレエが現代まで続いたのかというと、ヨーロッパはこのロマンティック・バレエを忘却のかなたへ押しやったのです。

英国のヴィクトリア時代には、このロマンティック・バレエは似つかわないものだったのですね。こうしてロシアでは、そのロマンティック・バレエが伝え続けられ、バレエ・リュスのパリ公演で、復活したのです。



マリー・タリオーニのフローラ 
Marie Taglioni in Flore et Zéphire 1831
原画 アルフレッド・エドワード・シャロン(Alfred Edward Chalon)
リトグラフ リチャード・ジェームス・レーン(Richard James Lane)


マリー・タリオーニ(Marie Taglioni)は1847年に引退。「悪魔のロベール」、「ドナウの娘」、「パ・ド・カトル」、「ジターナ」などの代表作のほかに、「フローラと西風ゼピュロス」のフローラも演じています。

「フローラと西風ゼピュロス」の神話は皆さんもよくご存知で、画家たちも多くの作品を残していますね。

アルフレッド・エドワード・シャロン(Alfred Edward Chalon)は、宮廷や貴族、そして芸術家たちの肖像画を多く残しています。マリー・タリオーニのバレエの場面も描いています。



マリー・タリオーニのインドの舞姫ニキヤ
 「神とラ・バヤデール」( Le Dieu et la bayadère)
アルフレッド・エドワード・シャロン(Alfred Edward Chalon)


この作品は、「ラ・バヤデール」(La Bayadère)としてバレエでは有名ですが、1830年にフィリッポ・タリオーニ(Filippo Taglioni)の振り付けでは「神とバヤデール」(Le Dieu et la bayadère)です。

古代インドの戦士ソロルは寺院の舞姫(バヤデール)のニキヤと神の前で結婚の誓いをたてますが、王(ラジャ)はソロルをガムザッティと結婚させます。彼らの祝宴で悲しげに踊るニキヤはガムザッティの罠により毒蛇によって命を落とします。ガムザッティとソロルの結婚式。神は愛の誓いを破ったソロルに罰を与えたため、みな一緒に死んでしまうという物語。

La bayadere - Opera Nacional de Paris

Nikiya
Nikiya & Gamzatti
La bayadère-danse des foulards

「ラ・バヤデール」(La Bayadère)としては、1877年のニキヤにエカテリーナ・ヴァゼム(Ekaterina Vazem)、ソロンにレフ・イワノフ(Lev Ivanov)、そして音楽はレオン・ミンクス、振付はマリウス・プティパで初演されています。

その後の、キーロフバレエ(現在のマリインスキーバレエ団)が1961年に公演されたものがもっとも有名かもしれません。バレエ「白鳥の湖」、「ロミオとジュリエット」同様に、ユーリー・グリゴローヴィチ版、ナタリア・マカロワ版、ルドルフ・ヌレエフ版などがあります。
| Ballet バレエ | 08:58 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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コメント
はじめまして。ショパンからこちらにたどり着きました。ラ・シルフィードとレ・シルフィードというバレエはシルフィードが二つのバレエの接点であるようですが、バレエについては詳しくなく、マリー・タリオーニを検索してみたのですが、こちらの記事が一番参考になります。レ・シルフィードにショパンの曲が使用されているのを知り、関心のないバレエにも興味を持つきっかけになりました。ありがとうございます。まだ、全記事を拝見していませんが、バレエの白鳥の湖も多くの振付によって違うということが理解。トラックバックされていたアメリカン・シアター・バレエの記事も拝見し、舞台美術や衣装によってイメージが違います。オペラみたい。いろいろ自分なりに勉強してみます。こちらの記事の絵、音楽、映画、バレエ、お花から歴史や哲学など幅広いことに意欲がわきました。
| Amelie | 2011/06/30 9:47 PM |

Amelie さん、ようこそいらしゃいました。

>レ・シルフィードにショパンの曲が使用されているのを知り

ショパンがバレエ音楽として作曲したわけではありませんが、それを別な音楽家が編曲して成立させたことが凄いですよね!

>いろいろ自分なりに勉強してみます。こちらの記事の絵、音楽、映画、バレエ、お花から歴史や哲学など幅広いことに意欲がわきました。

素晴らしい!ぜひいろいろお勉強して、よかったら、補足していただけるようなご意見を寄せていただけると嬉しいです。

この記事から意欲がわいたなんて、とっても光栄です。私の記事はほんの一握りの情報で、どんどん視野を広げてほしいと思います。

きっと専門書を読まれることでしょう。専門書を読破して、それからエッセーなどを読まれると、ほかにどんなところから情報収集できるかが判ってくるものですよね!

バレエのDVDもたくさん観て下さいね!
| 楓 | 2011/07/06 9:35 PM |

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