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源氏物語図屏風 デトロイト美術館所蔵 〜源氏を読む前に〜


デトロイト美術館所蔵の「源氏物語図屏風」が一番好き。狩野派の作品で作者不詳ですが、どの源氏物語図よりも女性が優美に描かれています。



源氏物語図屏風 狩野派  デトロイト美術館所蔵
大きい画像はalei記事 「源氏物語図屏風」
から

aleiが別ブログで素晴らしい「源氏物語図屏風」を紹介していますが、やっぱり男性的な作品が多いです。

記事 源氏物語図屏風 土佐光吉
記事 源氏物語 屏風 土佐光吉・光則

aleiが紹介している源氏物語図屏風では土佐光吉、伝土佐光吉の屏風が特に私のお気に入りです。

aleiの変身抄から カテゴリー源氏物語 The Tale of Genji


まるで花が決して落ちることのない世界、李賀の「天上謡」を思い出します。



Scenes from Tale of Genji


六曲一隻の屏風は六条院の春の御殿に住む紫の上、夏の御殿の花散里が、画面中央の桜から左右に描かれています。

Scenes from Tale of Genji

春の御殿に住む紫の上と光源氏


Scenes from Tale of Genji

小袿、裳唐衣の女房、女童


Scenes from Tale of Genji

華麗な籠と「玉手箱」のような玉櫛笥




Scenes from Tale of Genji


この源氏物語図屏風は、物語の場面を描いているのではなく、「少女」から「胡蝶」に描かれている六条院の雅が画かれているのです。

Scenes from Tale of Genji

夏の御殿の花散里と女房たち


Scenes from Tale of Genji

花を手にする女童


Scenes from Tale of Genji

物思いの女房、女童を眺める女房・女童




私の手元には「豪華源氏絵の世界 源氏物語」という源氏絵の本があります。とっても美しいです。でもとっても重たいです。

各帖ごと(1から54)にこのような美しい装丁の源氏絵の本が出版されないかなって思っています。

今日ご紹介したデトロイト美術館所蔵の源氏物語図屏風もこの本に納められています。


この中央の草花が咲き乱れる遣り水の諸処には宮中の雅な庭園の風流さが画き込まれていますが、着物の柄にも使えそう。

The Tale of Genji

雅な庭園の女房・女童


screen with scenes from the Tale of Genji

遣り水の諸処に咲き乱れる花々(春の御殿からみえる)


Scenes from the Tale of Genji

遣り水の草花、樹木、小鳥


「源氏物語千年紀」と銘打って、数年前に京都でこの「デトロイト美術館所蔵の源氏物語図屏風」を漆喰で描いたものがありました。左官の手法で画かれたもので、たいへんな力作です。ただ綿密ではなく、私には「デトロイト美術館所蔵の源氏物語図屏風」の写しにも見えませんでした。

本物を鑑賞している市民や観光客は少ないと思われますこの作品を、あのような展示は驚きました。レオナルドの「モナリザ」とは違うわけですから。



screen with scenes from the Tale of Genji

紫の上の春の御殿からみえる遣り水の花々と花を持つ女房


紫式部は一条天皇の中宮・藤原彰子に仕えてました。当時、天皇は女房たちに歌人らの作品を読ませます。平安時代、女房たちはどのように読んだのでしょう。

源氏物語を読んでいくと女房たちの言葉がそのまま伝わってきますが、問題は当時の発音。「ん」という文字は表記になかったのですが、「む、なむ、けむ、らむ」は「ん、なん、けん、らん」と発音することがあったようです。

「源氏」も「げんじ」と読むので、「ん」のかながあってもよさそうですのにね。

私の癖ですが、「の」を「ん」に発音したり、書いたりすることが多いみたい「なですね」(本当は、なのですね」ですね)!これでは式部ではなく、清少納言に叱られちゃう!(枕草子・第186段、第244弾を読むべし!)

平安時代(784-1192)当時のかなは、48字の時代から50字になる時代へと「音韻の変化」の時代でもあったようです。当初は「ら行」はなく、「ヲ」はありませんでした。のちに「てにをは」(弖爾乎波)の助詞の使い方が平安時代には区別がつかなくなったり。

平安時代末には藤原定家が定家仮名遣を定めたのです。

あめつちの詞(あめつちのことば)は平安初期です。この「あめつちの詞」をはじめと終わりに置いて詠む和歌「あめつちの歌」があります。

あらさじと うちかへすらし をやまだの なはしろみづに ぬれてつくるあ
めもはるに ゆきまもあをく なりにけり いまこそのべに わかなつみてめ
つくばやま さけるさくらの にほひをぞ いりてをらねど よそながらみつ
ちぐさにも ほころぶはなの しげきかな いづらあをやぎ ぬひしいとすぢ

あめつちのことばは「あめ つち ほし そら やま かは みね たに くも きり むろ こけ ひと いぬ うへ すゑ ゆわ さる おふせよ えのえを なれゐて」とかな48字を使っています。

平安時代の「あ い ゐ う え ゑ を」(現在はあいうえお)の7つの母音が揃っていますね。

この時代の「ふぁ、ふぃ、ふぅ、ふぇ、ふぉ」は「はひふへほ」で、もともと奈良時代(710-794)においては「ぱぴぷぺぽ」でした。このハ行転呼は鎌倉時代に「ワヰウヱヲ」になります。(あははぁー)

原文「源氏の物語」(正しい呼称)は、 第一章 光る源氏前史の物語から、第一段 父帝と母桐壺更衣の物語からはじまります。

「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。」

平安時代の読み方として、「いずれのおぉんときにか にょうご こうい あまたさぶらふぃ たまふぃけるなかに いとやんごとなききわにはあらぬが すぐれてときめきたまうありけり」 でいいんでしょうか。

たとえば「御廻り(おんまわり)」ですが、「御廻り(おぉんまわり)」ではないのでしょうか。現在は「おまわりさん」として使われている言葉。

さて、「源氏の物語」の原文を読んで清少納言と比べると、とってもクドイ紫式部。とても風流で美しい言葉を選んでいますが。

先日はじめて源氏物語の記事を書きました。まだ1つだけですが。

記事 源氏物語 「賢木」から

月に一つは書いていきたいなと思っています。54帖ありますので、全部を記事にすると4年以上かるわけですが。気長にご覧くださいね。

また源氏物語の原文は、高千穂大学経営学部渋谷栄一教授の「源氏物語の世界」から読むことができます。



本記事の使用画像には、わたくしKAFKAの署名入りであることをお断りしておきます。また本文には「源氏物語を題材とした絵画全般」で使われます「源氏絵」(源氏物語絵の略称)を使用しています。検索でお間違いでご訪問の方。江戸浮世絵の様式ではございません。快楽の浮世絵「源氏絵」とお間違いないように。(うふふふ〜)


秋山 虔
コメント:日本では鑑賞できない海外の流出作品も掲載されて見ごたえ十分でした。初版で求めたもので1997年に購入しました。

| Books & Writer | 22:13 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |
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コメント
はじめまして。デトロイト美術館に源氏物語屏風があることは知りませんでした。リンク先の変身抄さんで大きい作品を堪能させてもらいましたが、日本の絵ではない、なにか中国の作品のようにみえました。解説がなければ「源氏物語」だと思えないくらいの中国宮廷のような雰囲気です。こんな華麗な屏風、誰が所有していたのか気になります。私の見た中で、一押しです。
| 葵 | 2012/04/12 8:45 AM |

葵さま、ようこそいらっしゃいました。

実は葵さんのコメントで、解説を見直しましたら、玄宗皇帝と楊貴妃の宮廷生活をあらわした宮楽図に倣うと、この図の下にちいさく書かれていました。

葵さんのコメントのおかげです。ありがとうございました。
| 楓 | 2012/04/13 10:08 PM |

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源氏物語図屏風 狩野派 デトロイト美術館所蔵
源氏物語図屏風 狩野派 デトロイト美術館所蔵(最も大きい画像は僕の別ブログ remove から) 詳しくは楓のブログから 記事 源氏物語図屏風 デトロイト美術館所蔵 〜源氏を読む前に〜...
| 変身抄 | 2012/04/10 10:22 PM |