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マドゥモアゼル・ルウルウ プチ・パレェにおけるルウルウ

ジィップの「マドゥモアゼル・ルウルウ」は1888年に刊行しています。

第2章「プチ・パレェにおけるルウルウ」のプティ・パレはパリ万博で1900年に開館しているので、タイトルは翻訳者の森茉莉がつけたものではないかと。「パリにおける展示会」だと思うのですが。

ジイィプマドゥモアゼル・ルウルウの原書
Mademoiselle Loulou [Par] Gyp
Mademoiselle Loulou Gyp by Martel De Janville

第1章の記事で、最後に森茉莉の妙訳本でなければいいのだけれど〜と願っていましたが・・・。ネット検索でジィップの原本が読めます。プルーストを翻訳した井上究一郎さんとかだったらどんな風な邦訳をしてくれたのかと思います。

それで仕方なく翻訳されている「マドゥモアゼル・ルウルウ」第2章「プチ・パレェにおけるルウルウ」を覗いてみましょう。まずは展覧会で。

Gustave Courtois - Study

習作 1890 クルトワ
ニューサウスウェールズ州立美術館


■パパン(p’pa=プパ)と負傷したロシア兵のための展覧会に行ったルウルウ。閑散とした展覧会で、ルウルウはパパン(p’pa)から離れてダニャンの素描を見に行く。

ダニャンはパスカル・ダニャン=ブーヴレのことだと思います。エルミタージュ展で見ていないとわからないですね。「ルーヴル美術館の若い水彩画家」、きっとご存知でしょう。

■パパンはカタログからロォブルの「室内」を示します。

ロォブル?Loebl?いったい誰でしょう。

■「クゥルトワの小さな画を観たほうが面白いわ・・・」

ギュスターヴ・クロード・エティエンヌ・クルトワで間違いないと思います。

Edouard Manet, Nana, 1877さて、過去記事「ナナの誕生 ドミ・モンド」からフランスの娼婦を参照してください。

なぜかと申しますと、プチ・パレェにおけるプパとルウルウの会話にクルチザンヌ、ボーデルがでてきます。なぜかというと展覧会で娼婦を見かけたルウルウ。

もともと「マドゥモアゼル・ルウルウ」は風刺小説です。邦訳からはなかなか伝わってきません。

この時代は娼婦の時代。展覧会では小説のナナをはじめ、高名な娼婦たちの肖像画も多く描かれたのでしょうね、印象派によって。

ジィップが風刺したかったのは何なのか。ところが森茉莉は「ルウルウ」に自分の理想の投影図を書き出したので、森茉莉の「ルウルウ」で、ジィップの風刺小説のヒロインの条件を満たさない。

森茉莉さんかぶれ、マニアはこの1冊と選ぶけれど、この本に対しての感想や書評を一切していない。マニア以外で感想を書いているブログ記事をようやくひとつ見つけました。

Enseigne Alsacienne revolutionnaire 1792


決して上流階級の魅力的でキュートなお嬢様の可愛い作品ではないのですよ。

そう思っている読者の皆様、毒舌をお許しくださいませ。これは当時の歴史、女性の社会的地位、そして芸術・文化・文学の果てまで、本当は風刺してるんです。

美男子として名高いエメリヨンは当時の誰を例えている?

貴族のジィップはナショナリズムで身分制度を否定していました。大おじミラボーは、貴族でしたからフランス革命初期の議員では第2身分で議席をとることができましたのに、あえて第3議席で指導者となったのです。賄賂は暴露されましたが(笑)。

ルウルウはフランスの自由・平等・友愛を象徴しているんです。そして、その時代の流行や習慣を揶揄したり比喩したりしているんです。決して可愛いおしゃまな女の子じゃないんです。

私思ったのですけど、アンチ森茉莉なんですね、きっと。ですから森茉莉かぶれやマニアさまたちには、そういったことは問題じゃないんです。ただおしゃまで可愛い女の子、そして老女になってもピュアでありたいという女はいつでも14歳なんだと思うのですね。私はそうじゃないですね。 ジィップ という作者がいるので。

Mademoiselle Loulou. Collection : Select Collection N° 217

原作 ジィップ マドゥモアゼル・ルウルウ 1888


それはとっても素敵なことだと思いますが、私はジィップの国粋主義とその風刺を尊重したいのです。どなたかこちらを翻訳していただけないでしょうか。

さて本質です。

ジィップはルウルウを通して、自由な恋愛と結婚、女性の地位の「向上、そして反ユダヤ(たぶん)であって、大人の行動を揶揄しています。

ルウルウの名前の由来。ルイーズ、ルシールはルウルウ、ルルと呼ばれます。ルイーズはルウルウが通称で、「誉れ高き戦い」を意味します。ルルは「可愛い」という意味。

つまりルウルウは戦いの女神なのですね。

当時流行していた英国の「5時のお茶」。展覧会でパパが見つけた「ファイブ オクロック ティイ(five o'clock tea)」、そして最初にご紹介しているクルトワの作品でもおわかりのように、室内装飾も服飾も日本趣味(ジャポニズム)の時代だったのです。

5時のお茶、日本風ティー・ガウンの大流行。そしてサロンに反抗する画家たち。この時代はサロン・ド・パリとして知られる美術展に、サロン落選の美術展としての「サロン・ド・リフュゼ」と、フランスの芸術家たちはサロン・ド・パリと分離しはじめます。

5時のお茶の絵画化である「ファイブ オクロック ティイ(five o'clock tea)」は、メアリー・カサット、ジュリアス・ルブラン・スチュワートを推薦しましょう。

さてこの「5時のお茶」ですが、軽食をとりながらお茶を飲む。甘いお菓子にサンドウィッチ。貴族たちがサロンでお茶とお菓子でもてなした18世紀。ジィップの時代19世紀にはブルジョワ層にもその習慣がひろがります。

記事 紅茶でアロマ アンナ・マリアのアフタヌーン・ティー VS ジョジアナのクリーム・ティー

パテシィエ アントナン・カレーム(1784-1833)が広げたのです。美食評論家といえば「美味礼賛」の著作者ブリヤ=サヴァラン、グリモ・ド・ラ・レニエールがいます。

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| Books & Writer | 17:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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