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王妃ガートルード 脆きもの、汝の名は女なり

Hamlet Before King Claudius, Queen Gertrude and Ophelia, Scene from

ハムレットの劇中劇
王クローディアス、王妃ガートルード
オフィーリアの前のハムレット
1900年頃 クリスチャン・アウグスト・プリンツ 個人所蔵


この場面、ハムレットの第三幕第ニ場の劇中劇を観ている場面ではないでしょうか。ハムレットが劇中王妃が退場し、劇中王が眠るときに、「母上、芝居はいかがでしょう」と聞き、王クローディアスが芝居の題を尋ねるところ。ハムレットは「ねずみとり」と答えます。

「ねずみかな」といってハムレットがオフィーリアの父ポローニアスを誤って殺してしまうのが、この劇中劇「ねずみとり」のあとです。ドラクロワも、そしてダニエル・マクリースらをはじめ、19世紀の画家たちも描いているシーン。

ところでなぜ、王妃ガートルードは毒杯を飲み死んだのでしょうか。劇中劇で劇中王妃は「誓い」を口にします。死が二人を別つとも、愛の裏切りはしないと。

第一幕でハムレットの父の亡霊が「母のことは天に委ねる」とあります。天に委ねなければならない罪があるとしましたら、「罪として認識」していないことなのではないでしょうか。

ガードルードはハムレットの父とノルゥエーの王(フォーティンブラスの父)が一揆打ちでの勝利者と結婚をしたのです。フォーティンブラスの父は死に、ハムレットの父が勝利しました。

このハムレットの劇中劇は、「王殺し」、「叔父殺し」、そしてハムレット、レアティーズ、ノルゥエーの王子フォーティンブラスを象徴させる「王権交代」が演じられていて、「盲目の三匹のねずみ」を例に、デンマークの先王(ハムレットの父)、現王(クローディアス)、ノルゥエーの王(フォーティンブラスの父)と歌に登場する農夫の妻にガートルードをなぞらえています。

記事 ハムレット劇中劇 「人間はなんという傑作だ!」 The Play Scene in Hamlet

王妃ガートルードは、亡くなった王の弟と喪があかないうちに結婚をします。オフィーリアの台詞に「いえ、二月が二回過ぎました。」(Nay, 'tis twice two months, my lord.)とあり、ハムレットは「喪服は悪魔にくれてやろう」(Nay then, let the devil wear black,)と答えています。



Edwin Austin Abbey - The Queen in Hamlet (1895)

ハムレットに登場する王妃 (王妃ガートルード)
1895 エドウィン・オースティン・アビー




もちろん原作からは、王が亡くなってから弟王に求愛されて結婚。「罪として認識」していないこととは喪に服してるときに誘惑によろめいたこと。

Frailty, thy name is woman.
脆きもの、汝の名は女なり

脆い。もろさは儚さ、果敢無さ。私は王妃ガートルードを、愛に脆い女性として描かれていると思うのです。つまりよろめく女。三島由紀夫も「美徳のよろめき」を小説にしていますが。ハムレットの第一独白の「脆きもの、汝の名は女なり」は、そういう母を咎めているのでしょうか。それとも「女とはそういうものか!」と求愛にときめき、なびく女性を咎めているのでしょうか。

昭和40年代のドラマ、メロドラマは流行りましたね!蹌踉めき満載でした。「子供はあちらへ」と言われた経験ありませんか?

「メロドラマ(melodrama)とは、扇情的かつ情緒的風合いの濃厚な、 悲劇に似たドラマの形式」(WIKIより引用)とありますが、感情を揺さぶるメロディと衝撃的なドラマが情緒に訴える流行の演劇スタイルです。

王妃ガートルードはまさにその象徴的な存在。そのガートルードの母性をakiさんが記事にしています。

記事 王妃ガートルード 母性の証

先にも書きましたが、「原作からは、王が亡くなってから弟王に求愛された」わけなんですが、本当でしょうか?メロドラマ風に解釈しますと、弟王とは王がなくなる前から愛人関係にあり、もしかすると不義の子かもしれませんね。(笑)

王妃王妃ガートルードの台詞はオフィーリアの追悼が有名かもしれませんが、saiから借りたマリー・ヒーブナーの「ハムレットの悲劇的な歴史」のイラスト集には、こんな台詞がピックアップされていました。



The Tragic History of Hamlet by Mary Heebner

第二幕第四場 王妃ガートルード 「・・・乱れた心の熱い炎に・・・」
マリー・ヒーブナー 「ハムレットの悲劇的な歴史」




第二幕第四場王妃の私室で、ハムレットが「何だ、ねずみか?死ね」(How now! a rat? Dead, for a ducat, dead! )と、王と誤って、オフィーリアの父を殺した直後のイラスト。

王妃は「なんと惨い」とハムレットを責めます。ハムレットは「お前がやった!」といいます。

「つつしみと恥じらいに泥を塗り、美徳を偽善者に仕立て、清らかな愛の額から愛の証の薔薇を剥ぎ、かわりに娼婦の烙印を押しました。結婚の誓いをいかさま博打に貶めて。」
(Calls virtue hypocrite, takes off the rose From the fair forehead of an innocent love And ets a blister there, makes marriage-vows As false as dicers' oaths)

そこに父の亡霊があらわれます。王妃ガートルードには見えない亡霊。

この場面のマリー・ヒーブナーのイラストはこちら。
記事 マリー・ヒーブナー 「ハムレットの悲劇的な歴史」から ”Do you see nothing there?”

王妃ガートルード
「あぁ、大事はない?虚空を見つめ、空のものに話しをし、その目には狂った心が覗いている。不意に起こされた兵士のように眠っていた髪に命が通い、逆立っている。あぁ、優しい息子、乱れた心の熱い炎には、耐え忍ぶに冷たい水をそそぐのです。どこを、何をみているというの?」

Alas, how is't with you,
That you do bend your eye on vacancy
And with the incorporal air do hold discourse?
Forth at your eyes your spirits wildly peep;
And, as the sleeping soldiers in the alarm, 
Your bedded hair, like life in excrements,
Starts up, and stands on end. O gentle son,
Upon the heat and flame of thy distemper
Sprinkle cool patience. Whereon do you look?



The Tragic History of Hamlet by Mary Heebner

第二幕第四場 王妃ガートルード 「私の心を真っ二つ」
マリー・ヒーブナー 「ハムレットの悲劇的な歴史」


「おぉ、ハムレットが、私の心を真っ二つに引き裂いた」
O Hamlet, thou hast cleft my heart in twain.



The Tragic History of Hamlet by Mary Heebner

第五幕第五場 王妃ガートルード 「美しいものは美しい人へ」
マリー・ヒーブナー 「ハムレットの悲劇的な歴史


王妃ガートルート(花を巻きながら)
美しいものは美しい人へ、さようなら。ハムレットの妻になってくれると思っていたのに。その新床を飾ろうと思っていたお花を、お墓に撒くことになろうとは。

Sweets to the sweet. Farewell! (scatters flowers)
I hoped thou shouldst have been my Hamlet’s wife.
I thought thy bride-bed to have decked, sweet maid,
And not have strewed thy grave.

記事 シェイクスピアの言葉遊び オフィーリアのヘンルーダー


邦訳はこちら
記事 オフィーリア  Ophelia

There is a willow grows askant the brook,
That shows his hoar leaves in the glassy stream.
Therewith fantastic garlands did she make
Of crowflowers, nettles, daisies, and long purples,
That liberal shepherds give a grosser name,
But our cold maids do dead-men's -fingers call them.
There on the pendent boughs her crownet weeds
Clambering to hang, an envious sliver broke
When down her weedy trophies and herself
Fell in the weeping brook. Her clothes spread wide,
And mermaid-like while they bore her up;
Which time she chanted snatches of old tunes,
As one incapable of her own distress,
Or like a creature native and indued
Unto that element. But long it could not be
Till that her garments, heavy with their drink,
Pulled the poor wretch from her melodious lay
To muddy death.



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