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Dear, dear Norland マリアンの嘆き 「分別と多感」第5章 皮肉な人生

Nicolas Jacques, A young woman wearing gloves in a park, 1813

マリアンのイメージ画
ニコラス・ジャック 公園で手袋をはめた若い女性 1813


"Dear, dear Norland!" said Marianne, as she wandered alone before the house, on the last evening of their being there; "when shall I cease to regret you!- when learn to feel a home elsewhere!- Oh! happy house, could you know what I suffer in now viewing you from this spot, from whence, perhaps, I may view you no more!- And you, ye well-known trees!- but you will continue the same. No leaf will decay because we are removed, nor any branch become motionless although we can observe you no longer!- No; you will continue the same; unconscious of the pleasure or the regret you occasion, and insensible of any change in those who walk under your shade!- But who will remain to enjoy you?"

「あぁ、愛しい愛しいノーランドよ。私がおまえとの別れを悲しまなくなるのはいつのことだろう!新しい家を我が家と思えるようになるのはいつのことだろう!ああ、幸せな日々を過ごした我が家よ、いまここからおまえを眺める私の悲しみをわかってもらえるだろうか!こうしてお前を眺めることはもう二度とないのだ!そしておまえたち、見慣れた木々たちよ!でも、おまえたちは変わることはないだろう。わたしたちが去るからといって、葉一枚朽ちることはないだろう。私たちはもうおまえたちを眺めることはないというのに。枝一つ動きを止めることはないだろう。そう、おまえたちは変わることはない。おまえたちが与える喜びも悲しみも知らず、お前たちの木陰を歩く者たちの運命の変化もわからないのだ!でも、これから一体誰がおまえたちを見て楽しむのだろう。」

マリアンが屋敷を家族と共に去る最後の別れの嘆き。

桂冠詩人のような詩を、ジェーン・オースティンはマリアンの嘆きに創作しています。はじめは誰か有名な詩からの引用かと思っていました。

最後まで「分別と多感」を読み終えて、このまだ最初のくだりでのマリアンの嘆きは、このあとの最大の別れ、愛するウィロピーとの別れを予感させている暗示の部分だと。

ウィロピーは葉一枚朽ちることもなく、枝一つ動きを止めることもなく、マリアンと別れたあとも変わることもなく人生を送っていくのです。

saiが、記事「分別と多感 ダッシュウッド姉妹とサドのJJ姉妹」で、サドのジュリエットと「分別と多感」のマリアンを比較するのもわかる気がします。

「楽しいことは正しいこと」だと。

Princess Charlotte Augusta of Wales by Charlotte Jones

シャーロット・オーガスタ・オブ・ウェールズ 1818 
シャーロット・ジョーンズ(1768-1847)


こうしたマリアンに共感したのがシャーロット・オーガスタ・オブ・ウェールズ。ジョージ4世と王妃キャロラインの唯一の子として誕生し、結婚後の翌年に死産し死去。奇しくもジェーン・オースティンが亡くなった1817年のことでした。

シャーロット王女はジェーン・オースティンの大ファンでした。

死の翌年に描かれたシャーロット・オーガスタ・オブ・ウェールズの肖像画は、まるでジェーン・オースティンの小説に登場する誰かのように、ボンネットにモスリンドレス。ボンネットは18世紀に大流行。フランスのポンパドゥール夫人の肖像画にも描かれています。

シャーロット王女は手紙に「マリアンは私と似ているのです。無分別なところがそっくりです。」という手紙が残っています。画家シャーロット・ジョーンズは、シャーロット王女をマリアンのように描いたのでしょうか。

シャーロット王女はザクセン=コーブルク公爵レオポルド、のちのレオポルド1世 (ベルギー王)を見初めたのです。

まるでマリアンがウィロピーに恋したように。

シャーロット王女が亡くなって15年、レオポルドはフランス国王ルイ=フィリップの娘ルイーズ=マリーと結婚します。ルイーズ=マリーとレオポルドは22歳も年が離れているのです。マリアンに恋をしたブランドン大佐よりも。

「感情には情熱がないし、声には表情がないわ。」というマリアンは、最後には尊敬を込めてブランドン大佐と結婚しますが、ルイーズ=マリーはマリアンと同じく「最初の印象」は、レオポルドの無口さと重々しさに敬遠。

ただひとつだけ、この二組のカップルの違いは、説き伏せられて結婚を決めたこの若い妻よりも、年上のレオポルドは15年も経てもなお、亡くなったシャーロット王女を愛していたことです。

このルイーズ=マリーに結婚するように「説得」したのが叔母のマダム・アデライード。あのマリー・アントワネットの女官長ランバル公妃の姪にあたります。

シャーロット王女が亡くなって、残された人々は、ジェーン・オースティンの小説の登場人物と同じように生きていたのです。

Dear, dear Norland. あぁ、愛しい愛しいノーランドよ!
レオポルドの嘆きはまだ続いていたのです。

追記 リンク、TBありがとうございます。
記事...ジェーン・オースティンのファッション

| Books & Writer | 21:24 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
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