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グリューネヴァルトの聖女たち

(c)re+nessance Matthias Grünewald,(Mathis Gothart Neithart / Mathis Gothardt Neithardt)

マティアス・グリューネヴァルト 雪の聖母の祭壇画
シュトゥバッハの聖母子(c)re+nessance


saiの記事にある「シュトゥバッハの聖母子」をみて、マティアス・グリューネヴァルト(マティス・ゴートハルト・ナイトハルト)に俄然興味が湧きました。まだ悲鳴と嗚咽が聞こえない絵。

記事 グリューネヴァルトのシュトゥバッハの聖母子 聖母戴冠教会vs聖ペトロ&アレクサンドル教会

だって色の美しさが損なわれている作品画像や惨い絵ばかりのイメージがあったので、私向きではないと思っていましたから。見ているだけで苦しくなるような悲痛な人の叫びが聞こえてきますでしょ?

(C)remove Isenheim Altarpiece, by Matthias Grünewald (Mathis Gothart Neithart), detail, 1515

(C) remove
シュトゥバッハの聖母子とイーゼンハイム祭壇画の聖母子


Isenheim Altarpiece, by Matthias Grünewald (Mathis Gothart Neithart), detail, 1515

マティアス・グリューネヴァルト
イーゼンハイム祭壇画 第二面 「キリスト降誕」


著作「さかしま」で有名なユイスマンは、第一面のキリスト磔刑での聖母マリアを「苦しみにひたる母の姿」として「うっとりとさせる白い聖母」として、「修道院へはいった女王、見事な蘭」と評していますが、この第二面のキリスト降誕でのマリアを「不愉快で薄汚い」と評論しています。

つまりユイスマンはマリアの美は「悲しみの聖母」にこそ、その美しさがあるとしているのです。

ジョリ=カルル・ユイスマンがカトリックに回心したのはグリューネヴァルトのキリストや聖女たちとの出会い以降になりますが、なにもグリューネヴァルトの作品が回心させたわけではありません。

Isenheim Altarpiece, by Matthias Grünewald (Mathis Gothart Neithart), detail, 1515
マティアス・グリューネヴァルト
イーゼンハイム祭壇画 第一面 「キリスト磔刑」部分

修道院へはいった女王、見事な蘭と評論した聖母


ですが、不思議なことにユイスマンの晩年こそ、「彼方」や「三つの教会と三人のプリミティフ派画家」で評論している「卑俗なキリスト」(賓者のキリスト)、「盗賊のようなキリスト」、そして「不愉快で薄汚い聖マリア」と自身がなっていくのです。

記事 マティアス・グリューネヴァルト  バプテスマのヨハネ(洗礼者ヨハネ)とユイスマンの告白

癌に冒されたユイスマンは、評論したグリューネヴァルの旧カールスルーエのキリストのように「白雉の口さながらに緩みきった顔の獣性の露骨さ」さながらに腐乱していったのです。そこに聖マリアのように、ユイスマンを敬愛する若き聖女アンリエット・デュ・フレネルの出会いがあったのです。

「彼方」や「三つの教会と三人のプリミティフ派画家」で評論したユイスマンこそが、実はバプテスマのヨハネのように、後のユイスマン自身の腐乱を予言した書の書き手だったのですね。

Isenheim Altarpiece, formerly the main altarpiece of the Antonine in Isenheim / Alsace, second show side, middle image: the birth of Christ

マティアス・グリューネヴァルト
イーゼンハイム祭壇画 第二面 「キリスト降誕」 天使の奏楽


Isenheim Altarpiece, formerly the main altarpiece of the Antonine in Isenheim / Alsace, second show side, middle image: the birth of Christ

マティアス・グリューネヴァルト
イーゼンハイム祭壇画 第二面 「キリスト降誕」 天使の奏楽


Isenheim Altarpiece, formerly the main altarpiece of the Antonine in Isenheim / Alsace, second show side, middle image: the birth of Christ

マティアス・グリューネヴァルト
イーゼンハイム祭壇画 第二面 「キリスト降誕」 天使の奏楽


尖った帽子の預言者エゼキエルといっしょにたぶん預言者エレミヤが柱の一番上に描かれています。その下は預言者イザヤ?モーセも描かれてるのでしょうか?

あのアーチに描かれているのは石版とモーセ?バプテスマのヨハネは一番右側だということです。

さて、このお姫さまは誰なんでしょう。王冠を被っています。このイーゼンハイム祭壇画はクラナッハの肖像にも描かれているルターに「95箇条の提題」を突きつけられたマインツ大司教アルブレヒト・フォン・ブランデンブルクが管轄していますから、アルブレヒト・フォン・ブランデンブルクの愛人を聖女にたとえて描いたのでしょうか。

実は聖母だということなんですね。ということは、両方の画面に聖母子としてのマドンナ(聖母)と戴冠したと思えるマドンナ(聖母)が描いたのでしょうか。そうするとですね・・・、ちょっと図像としてはどうなんでしょうか?まぁ、いいんです。かわいいから。

Isenheimer Altar, ehemals Hauptaltar des Antoniterklosters in Isenheim/Elsaß, zweite Schauseite, Mittelbild: Christi Geburt

マティアス・グリューネヴァルト
イーゼンハイム祭壇画 第二面 「キリスト降誕」


(C)remove Isenheim Altarpiece, by Matthias Grünewald (Mathis Gothart Neithart), detail, 1515

(C) remove
シュトゥバッハの聖母子とイーゼンハイム祭壇画の聖母子


Madonna im Rosenhag

薔薇垣の聖母(バラの生け垣の聖母子)
右 シュテファン・ロッホナー 1450年頃
ヴァルラーフ・リヒャルツ博物館
左 マルティン・ショーンガウアー 1473年頃
コルマール聖ドミニコ修道院蔵


シュトゥバッハの聖母子とイーゼンハイム祭壇画の聖母子は、いずれも薔薇垣の聖母(バラの生け垣の聖母子)をスタイルに倣っています。15世紀に薔薇垣の聖母(バラの生け垣の聖母子)を代表するのがロッホナーです。

イタリアルネサンスのボッティチェッリも描いていますよね。

ショーンガウアーのように天使が王冠を運び、ロッホナーのように天上には父なる神と天使、そして奏楽の天使たちを向き合うように描いたわけなんですね、きっと。



マティアス・グリューネヴァルト
イーゼンハイム祭壇画 第二面 「キリスト降誕」


薔薇の聖母子と天使の奏楽の間に、水差し、湯置け、ベッド、ピッチャーが描かれていますが、saiがグリューネヴァルトのシュトゥバッハの聖母子 聖母戴冠教会vs聖ペトロ&アレクサンドル教会で書いていたように、15世紀末の信心「ロレトの連祷(聖マリアの連願)」(Litany of Loreto)を日常的な用品にかえて描いたと私も思うのです。


「シュトゥバッハの聖母子」に描かれているとおり、幼子イエスの腕に数珠の輪(ロザリオ)が描かれています。

イーゼンハイム祭壇画 第二面の「キリスト降誕」から一人歩きをしたのが雪の聖母の祭壇画中央の「「シュトゥバッハの聖母子」なんですね。

ところで一番気になるのが、ヴィオラ・ダ・ガンバを弾く天使の奥に、堕天使のような緑色の天使がいます。誰なんでしょう。

さてグリューネヴァルトの祭壇画は一番初期の頃には「十四聖人の祭壇画」があります。aleiの記事をみてグリューネヴァルトの八聖人に描かれた聖女たちは、躍動感があり、聖マルガリタがかっこいいんですよ。ハンス・フォン・クルムバッハではないかと論争中の祭壇画です。


alei記事 マティアス・グリューネヴァルトのイーゼンハイム祭壇画と十四聖人の祭壇画

Matthias Gruenewald: Die Heilige Agnes, um 1503 and Die Heilige Dorothea, um 1503,Coburg, Kunstsammlungen der Veste Coburg

マティアス・グリューネヴァルト
聖ドロテア 聖アグネス 1500-03


ご覧ください。聖女(致命女)をイコンのように描いています。グリューネヴァルト(1470/75-1528)の残されている作品では一番古い1500-03の制作のもの。「最後の晩餐」と同じ時期。

ルーカス・クラナッハ(1472-1553)と同じ世代で、同じようにルター派の画家です。

過去記事「クラナッハの聖女たち」でご紹介した作品は、グリューネヴァルトより10年ほど後になります。

クラナッハは工房作品も含めて多数の祭壇画を描きましたが、ユイスマンが著作に書いているカールスルーエのキリストって、旧カールスルーエ祭壇のことで、いまは「タウバービショフスハイムの祭壇画」としてカールスルーエ州立美術館所蔵になっている「十字架を担うキリスト」と「キリストの磔刑」です。

記事 グリューネヴァルトのシュトゥバッハの聖母子 聖母戴冠教会vs聖ペトロ&アレクサンドル教会

いちばん驚いたのはcとデューラーとの共同制作のへラー祭壇です。

記事 クラナッハ(父)&工房 vs デューラー vs グリューネヴァルト ブランデンブルクのアルブレヒト枢機卿

へラー祭壇のグリューネヴァルトの翼パネルの不明の聖女は、ルーベンスの祭壇画「十字架昇架」聖カタリナ、ルーベンスのサンタ・マリア・イン・ヴァッリチェッラ教会の祭壇画の右翼に描かれている聖ドミティラを想像しました。



ここからは楓の独り言です。

いまさらながらですが、聖心はキリスト教なんですね。皇后美智子さまのご出身でもありますが、美智子さまのお人柄は一言で申せば御誠意とご謙遜だと思うんですね。

私の祖母、母が美智子様のお人柄を聖母マリアと言っていましたが、「なんのこっちゃ?」と思っていましたが、分別がわかる年頃になりまして、まさに「聖母マリア」だと思いました。

誤解のないようにお断りしておきますが、天皇及び皇族に信仰の自由は認められていません。ご立派に新道をお守りになっているのです。

あくまでも、私の感受性で、私が勝手に重ねておりますことをご承知くださいませ。

「私は今でも、昭和34年のご成婚の日のお馬車の列で、沿道の人々から受けた温かい祝福を、感謝とともに思い返すことがよくあります。東宮妃として、あの日、民間から私を受け入れた皇室と、その長い歴史に、傷をつけてはならないという重い責任感とともに、あの同じ日に、私の新しい旅立ちを祝福して見送ってくださった大勢の方々の期待を無にし、私もそこに生を得た庶民の歴史に傷を残してはならないという思いもまた、その後の歳月、私の中に、常にあったと思います。」

美智子さまは皇室にお入りになられまして、苦しい日々にあっても沈黙を守り、御誠意とご謙遜の日々を送られています。

ヨーロッパの15世紀はマリア信仰が広まった時代ですが、「ペスト」や「聖アントニウスの火」で、キリストと同じように、聖母マリアは人間の苦しみの拠り所になりました。

つまは、「慈悲深い姿」が重なるんです。



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