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アガサ・クリスティー 「無実はさいなむ」 ヨブの苦悩

人間って、事実に基づいて意図された虚偽を信用しやすいですよね。それは殺人に限らず、噂や個人の評価など、人間の日常にも潜むものです。

「無実はさいなむ」では、身の証しを立てるために真実を語っても、自分や他の人々を貶める結果になることがあるということと、いつでも自分の手を汚さずに他の人の動機を利用する人間がいるという事実を示してくれます。



ウィリアム・ブレイク ヨブ記 イラスト


私たちは、いつでも逆手にとられる真実に、軋轢を持っているんですよね。つまりこの作品では、ヨブの登場で、罪無き者も抗う者も同じように滅ぼし尽くされることになるのです。

ヨブ記9ー20 (楓の意訳)
「私が正しさの証しを伝える度に、その開いた私の口は逆に背いた証しになってしまう。罪もないまま、曲がった者とされる。罪がないのかかどうかすら、もう私にはわからない。これで生きていけようか。だから私は言う。同じことなのだと。神は罪無き者も抗う者も同じように滅ぼし尽くされると」。



無実のジャッコが2階で「殺す」とわめいているのを聞いていた4人


原作とテレビの違いはミス・マープルの登場です。ノン・マープルの作品に、テレビではあえてマープルを登場させているのは、きっと愛読されて知られているミステリーのお終いまでをワクワクさせるためなんでしょうね。

「殺す」とわめいたジャッコとその殺そうとした場面を目撃した疑似家族たち。この冤罪を晴らさなくとも良かった人格のジャッコです。

ヨブの「私が正しさの証しを伝える度に、その開いた私の口は逆に背いた証しになってしまう。」というのは、なにもジャッコのことではなく、ジャッコが無罪だと知った証人キャルガリです。

彼の証言は、無実の人々を惑わせ、死に至らしめます。



左の後姿のレイチェルの夫リオ、殺されかけたレイチェル
デスクにはリオの秘書のグエンダ


殺人から二年後、ドラマで秘書のグエンダはリオと結婚することになり、ミス・マープルを招待します。

資産家アージル家は、レイチェルが子供を産めない身体だったので、養子です。原作からご紹介すると、貧民街で車で跳ねてしまったメアリをはじめ、戦災で養子にしたマイケル、ヘスター、ティナ、ジャッコの5人が養子になります。

そしてレイチェルの殺人に至るのですが、葬儀にジャッコの妻モーリンが訪れます。ジャッコはというと、アリバイを知るキャルガリが見つからず、無期懲役で病死します。

リオ、グエンダ、4人の養子たちとメアリの夫フィリップ・デュラント、そして家政婦。ジャッコが獄中で病死し、家庭の平和が保たれ、これまでの疑似家族が団欒のひと時を楽しむのです。

平和な暮らしを知ったアージル家にとって、キャルガリは「招かざる客」だったのですね。ジャッコが無罪だと知って互いに犯人探しをはじめます。

亡くなったレイチェルの疑似母性がつくりだした疑似家庭。レイチェルとジャッコから解放されたアージル家の人々は、キャルガリが真実を口にしたことで、ジャッコの無実に苛むのです。

リオはグエンダが疑われていることで彼女に家を出て行くように命じます。グエンダは不用意に真犯人が他にいることを告げて殺されます。犯人探しに熱中していたメアリーの夫フィリップも。

ところが、ドラマではメアリーの夫フィリップはへスターに心を惹かれ、ジャッコの双子のボブが銀器を持ち出し家を出ますが、ボートで転落し溺死。

そして原作と真犯人は同じでした。

ドラマの感想
殺人美学のない犯罪です。動機も年増の孤独さゆえにすがるような嫌らしさが目立ち、がっかりです。本当の人間性が露わになっていたのでしょうか。最後の真犯人の姿は小娘ならわかりますが・・・。当主のリオも情けない。グエンダが哀れですが、彼と結婚してもレイチェルと同じように不幸な結婚生活かもしれません。リオこそ、人間性が露わになったと思います。もっと魅力的に演出してほしい。

記事 青列車の秘密
記事 「象は忘れない」⇒慈善の殺人(お節介な殺人)




オリジナルと味付けが違いますが、テレビ版では、元修道院のネザー・ウィンチェンドンを舞台にしています。

テューダー朝のイングランド王エドワード6世の宮廷画家だったウィリアム・スクロツ(ギリアム・スクロツ 1537-1553)に起因する肖像画は、テレビでの「無実はさいなむ」を効果的に登場していますよね。魅力のないキャラクターよりずっと気になりました。

ラッセル家がベッドフォード公爵(Duke of Bedford)を、与えられたのが1551年です。1559年にティリンガム家に買い取られます。

Nether Winchendon House

ネザー・ウィンチェンドン ウェディング


この作品、4人の子供たちの一人が男子で、三人が女子だと思われると、誰が描かれているのかと思い、なかなか動画に熱中できませんでした。熱中できる内容ではなかったのですが。

予想ですが、ヘンリー8世と初代サフォーク公チャールズ・ブランドンの肖像画と考えると、中央はエリザベス1世ではなく、メアリー・テューダーでは?子供たちですが、チャールズ・ブランドンとメアリー・テューダーの4人の子供たちではなく、エリザベス1世、エドワード6世、ジェーン・グレイ、メアリー1世かと。

この同じ部屋にチャールズ2世っぽい肖像画もありました。

| Books & Writer | 22:54 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
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「象は忘れない」⇒慈善の殺人(お節介な殺人)
どんな些細な慈愛も、あるいは恨みも忘れないという諺の「象は忘れない」をそのままタイトルにしているクリスティー。随分と前に読んで、10年に一度は読み返しているけれど、クリスティーの作品はすごく多いから、結末を忘れているから推理も楽しめる。だけど、大分大
| RE+nessance | 2013/07/10 11:31 PM |