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興ざめしないもの 匂いと香


すさまじきもの、夢見る女性。枯れた薔薇。オレンジの紅。からっぽなカップル。女性のバックを持つ男。煙草を吸わない中年男に香りをつけない年増の女、搾乳した乳、そして匂いのしない赤ん坊。

第25段のすさまじきもの(興ざめするもの)に倣って書き出したのは、これは建前のようなもの。本音は不快にさせてしまうので隠しておきますね。興ざめするものは裏をかえせばデカダンス的な解釈もしやすいものを選んだつもりです。

それで本題。最後の匂いのしない赤ん坊。おわかりかと思いますが、パトリック・ジュースキントの香水の主人公です。赤ん坊に興ざめしても、この1冊におさめられた彼の人生には興ざめしない。

数年前に読んだ本。ふたたび。
記事 パフューム

チャールズ・コートニー・カラン

薔薇の香 1902
チャールズ・コートニー・カラン


私が息子を生んだとき、赤ん坊の匂いを意識していたかなって思ったのですが、残る写真を見ていると、息子の顔や頭に自分の顔をくっつけて抱き寄せているものが多いです。

うふふ〜。可愛かった〜。

でもちっとも息子の香りは覚えていない〜。しいていえばミルクとおしめと涙と唾液と汗でしょうか。思春期から現在に至っては「男くさいお部屋の香り」〜と思っています。本書のキャラメルの香り?覚えてません。ちなみに松岡さんの453夜にある解説で、キャラメルの香りがしなかったというのが理由で、酢漬けのキャベツは神父の匂いです。間違えているようです〜。

息子が誕生して成人するくらいまで、私は香水をつけなかったのですよ。主人の煙草、私の化粧品の匂い、ヘアケアの匂い。それに混ざって香水をつけるほどでもなく、また息子に香害を与えたくなかったのもあります。

記事 危険も承知で 香りと煙草とオーガニック

最近、他人の匂いが良い香りに記憶されました。なんともいえないタバコのような、青いイチジクの葉のような匂い。あれはなんだったのかと未だに本人に聞けずわからないのですが。

口コミ タバコ・バニラ オード パルファム スプレィ


ジャン・ロベール・ピット編 パリ歴史地図 表紙


久々に図書館で借りてきたパトリック・ジュースキントの香水は、こんなにおぞましい結末だった?というように「匂い」と「香り」に再び視線が向きました。本当にこちらは興ざめしない!

ルカ・トゥリンが語る香りの科学。チャンドラー・バール著作「匂いの帝王学」(2003年刊行)で、ルカ・トゥリンが「グレープフルーツと熱い馬」と香りを講釈していますが、これってこの業界ではそう言われ続けているのでしょうか。

主人公グルヌイユに「汗みずくの馬の匂いは、ほころびそめたバラの蕾のういういしい香りに劣らずこころよい。」と言わせています。

主人公グルヌイユがフォーブル・サン・ジェルマンではじめて香水の匂いについて語っています。余談ですがレ・ミゼラブルのコゼットと結婚するマリウスを覚えてますか。彼の祖父はここに住んでいたのですよ。香水の裏表紙がパリ歴史地図(ジャン・ロベール・ピット編)と同じでした〜。

Perfume : The story of a Murderer by Patric Suskind

パヒューム ペーパーバック


香水より引用
・・・・馬車の革の匂いがした。お小姓のかつらにもこもったおしろいの匂いがした。高い塀をこえて庭園から金雀児やバラ、枝をつんだばかりのイボタノキの香りが流れてきた。うまれて初めて香水というものを、ことばの本来の意味で<嗅いだ>のは、この地に足をのばしてのことだった。・・・

実は私が使用している香水は、メゾンが別なのですが調香師が同じという香りがあります。どこか惹かれている香りは、お馴染みの調香師が選んだ素材でしょうか。

「香水」の主人公である調香師は、芸術としての調香師、香りを職業とする調香師ではありません。自己満足の調香師。ですが、彼を利用した人間たちも自己満足です。

記事の続きはネタバレです。

ネタバレです。

衣服以外の髪はどこにいったのでしょう。もしかして髪と衣服はいっしょだったのかもしれません。頭から足のつま先まで全部食べられちゃった主人公。

それは主人公の意図。自分のつくった香りで周囲の人が「彼を胃におさめたい」という欲望を与えたからでしょうか。Wikiには陶酔が彼らの空腹を呼び起こしたような記載はあったのですが。

すごい、主人公グルヌイユ。

その香りは恍惚とさせるのですね。恐ろしい。犯した罪は快楽を満たした良いことだと。まるで「楽しいことは良いことだ。」と言ったマリアンのようです。

グルヌイユを雇ったは彼らも、そう変わりはしません。「欲望、欲求を満たすことは良いことだ」と考えていることが変わらないのです。

グルヌイユは雇われた先々で死んでしまう病に冒されますが、どの雇い主も「まだ死なないでくれ」と意識のないグルヌイユに懇願するのですが、彼が回復して彼らの欲求が達成されればお払い箱。どころが彼が去ると彼らは突然に死んでしまう。

なぜ?

グルヌイユが殺したわけではないのに、神のはからいでしょうか。

作者のパトリック・ジュースキントがすごい調香にくわしいです。アラン・コルバンの「においの歴史」は、この香水の3年後の出版なので、この本を読んでいるわけはありません。

記事 パフューム

1947年に創設の旧東ドイツ シュタージ組織(Stasi)は、「個人の匂い(体臭)」を保管していました。パトリック・ジュースキントが生まれた頃ですね。たぶんこうしたことも作者にとっては「香水」に練りこんでいると思っているんです。
| Books & Writer | 17:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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