渡邊始興「燕子花図屏風」と雪佳の「四季草花図屏風」
2006.08.03 Thursday

狩野派で学んだといわれている渡邊始興の装飾的な琳派スタイルは、
光琳による燕子花図屏風を題材に選んだようですね。光琳らが描く燕子花とはちょっと異なり、白の目型模様めで描きこまれている部分があります。
燕子花と花菖蒲の見分けがつきます。

始興のいくつかの作品は、光琳の構成を明確に引き出しますが、彼は決してそっくりそのまま真似る人ではありませんでした。光琳や抱一が描く燕子花とは違い、背丈が低く描かれています。

神坂雪佳 四季草花屏風です。左隻は上部にそって描き、右隻は下部にそって描いています。俵屋宗達が始祖となる琳派の華やかな装飾性と大胆な画面構成ともいえますが、
伊年印のある四季草花図屏風や
光琳の描く草花図屏風と見比べてください。

雪佳独自のスタイルですよね。琳派を継承しつつと言われている雪佳の
「蝶千種」、「
百々世草」、「
ちく佐 一 /
二」などからデザイン概念がうかがえ、
「四季草花図」、「白鳳図」からは、画風を知ることができます。

さて、こちらは、渡邊始興「燕子花図屏風」です。そうですね、一番最初にご紹介した渡邊始興「燕子花図屏風」と同じですが、よくご覧ください。位置にちがい、同じ構図を逆から描いています。どちらも年代が明らかではありません。

最初の渡邊始興「燕子花図屏風」が
Cleveland Museum of Art 所蔵です。こちらは、
The AMICO Libraryから閲覧できます。また、始興の「春秋花木図屏風」は絶品(個人の好み)。海外では始興のポスターもあるくらい人気です。
メトロポリタンミュジアムショップで、光琳らの描いた花のポストカードを発見。
Met Bestseller - Flowers of Japan Note Cardsは部分ですが、お好きな絵柄があるといいですね。
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神坂雪佳の検索で訪れる方が多い。百々世草をちょっと掲載しただけなので、バツが悪いなぁと思い、ちょっとサービスでがんばった。日本ではあまり話題にならない「ちく佐(ちぐさ)」である。
僕が江戸期の日本画を知ったのは海外のことで、海外と日本ではこんなに解
| RE+nessance | 2006/08/10 12:46 PM |
Japanese Screens and Scrolls: A Panoramic Postcard Book (Panoramic) 閲覧
Los Angeles County Museum of Art
京都の石塀小路は、遊楽を楽しめる景観がある。
楓が、クライアントの支店長から、石塀小路の話を聞いてきたらしい。
ところで僕は、人からみ
| RE+nessance | 2006/08/10 12:48 PM |
ややくだけた歌人たち。なんだか男の肩にしなだれているような女性も見受けられる。この池田孤邨「三十六歌仙図屏風」は、酒井抱一の三十六歌仙図屏風(所蔵:ワシントン/フリーア美術館 Freer Gallery of Art)を模写したといわれるが、オマージュとしておこう。この酒
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| BLUE MOON | 2006/08/16 12:02 AM |